Great documentary movie!

 

88歳と33歳のアーティストのロード・ムービー。映画監督の88歳のヴァルダは、髪を二色に染め分けている。写真家の33歳のJRは、トレードマークの帽子とサングラスを人前ではずさない。この二人が一緒に行うプロジェクトは、フランスの町を訪れ、そこに住む人々の写真を撮り、超大判のプリントを街中に貼るというもの。

 

予告編を見るだけで、彼らが何をしようとしているかは伝わるだろう。そこには余計な説明は全く不要である。

 

映像を見て、彼ら自身楽しんでいる雰囲気がとても微笑ましい。そして、彼らが作品の対象としている「普通の人々」も誇らしげになるところがとてもよい。

 

エンディングでは、ヴァルダが旧知のゴダールを訪ねるシーンがあるが、なぜかゴダールは約束をすっぽかして彼らが会うことはない。ヴァルダが芸術のメインストリームにいたことの証明であろうが、自分には不必要に感じた。彼らの現在の得ているものが素晴らしいから。

 

アート好きには是非観てほしい作品。日本公開は2018年9月。

 

★★★★★★★ (7/10)

 

『顔たち、ところどころ』予告編