『マイティ・ソー バトルロイヤル』 (2017) タイカ・ワイティティ監督 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~


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海外で高い評価を得ながら日本では劇場未公開という作品が少なからずある。ニュージーランドのタイカ・ワイティティ監督の前作『Hunt for the Wilderpeople』もその一つ。個人的には近年のコメディではベストだと思っている。ニュージーランドの映画と言えば、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。国民的な作品であり、ニュージーランド航空のセーフティ・ビデオはそのパロディとなっている。そのビデオを監督したのは、ピーター・ジャクソンではなく、ワイティティ(ビデオには両人とも登場)。本国では、ワイティティは映画監督としてかなり認知されているのだろう。そこに届けられたのが、ワイティティ監督によるショート・ビデオ『Team Thor』『Team Thor: Par2』。ソーを主人公にしたワイティティ監督らしいコメディに仕上がっていた。そしてそれを前触れとして、ワイティティ監督がハリウッドのドル箱であるマーベルの新作に抜擢されたのがソー・シリーズ3作目の本作。

 

ソー・シリーズはスーパーヒーローとしては比較的地味なキャラクターのソーを主人公としながらも、映画の出来は上々。それはソーを演じるクリス・ヘムズワースとロキを演じるトム・ヒドルストンの演技によるところが大きいだろう。特にヘムズワースのパッショネートとシニカルが共存した雰囲気は、ほかのアヴェンジャーズのスーパーヒーローのキャラクターといいコントラストをなしている。彼のコミカルな側面を引き出したのがワイティティ監督。本作は、これまでの作品よりも笑えるシーンが多く、最近のマーベルのトレンドになっている。

 

そしてこの作品で特筆すべきがクールなアクション・シーン。CG技術の進歩も寄与しているのだが、殺陣のアクションが研究され練り込まれた結果であろう。レッド・ツェッペリンの『移民の歌』に合わせてスローモーションで主人公たちが登場するシーンは鳥肌モノにかっこいい。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で成功したパターンだが、それをうまく使っている。アクション・シーンのかっこよさで言えば、これまでのマーベル作品でも最高レベルではないだろうか。但し『移民の歌』を2回使うのはいかがなものか。曲を変えるべきだったのではないかと思う。とは言え、トレードマークのハンマー(「ムジョルニア」)を破壊されたソーが、ゴッド・オブ・サンダーとして戦うのは本当にかっこいい。そしてそれに負けていないのがテッサ・トンプソン演じるヴァルキリー。

 

マーベル・ファンからの評価も上々の本作。この作品により日本でのワイティティ監督の認知度が上がり、『Hunt for the Wilderpeople』の劇場公開があればいいのにと思う。

 

マーベル作品の個人的な1、2、3は『LOGAN/ローガン』 『アイアンマン』 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で変わらず。

 

★★★★★★ (6/10)

 

『マイティ・ソー バトルロイヤル』予告編

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