自転車用ナビゲーションが大人気 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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ここ10年のGPS(グローバル・ポジショニング・システム)の普及速度には驚かされる。2000年に国際衛星電話業者のイリジウムがサービスを停止して、太平洋を航海する船が連絡手段を失ったというニュースはまだ記憶に新しいが、その後あっという間に、東京のすべてのタクシーにGPSナビゲーションが取り付けられるようになった。スマートフォンが普及して、グーグル・マップなどで自分や友だちの位置を確認することも、すでに珍しくはなくなった。最近は、自転車愛好家たちのために作られた自転車用GPSナビが日本で飛ぶように売れている。

自転車用のGPSナビは、自動車用のものとどこが違うのだろうか?大して違いがないようにも思えるが、詳しく見てみると、思った以上に異なっているということがわかる。まず、オープンカーもあることはあるが、大多数の自動車は屋根付きである。しかし自転車は雨風や太陽の光にさらされる運命にあり、わざわざお金を出してナビゲーションを買おうという人は、自転車で一定の場所を往復する程度の人ではなく、必ずや長距離の自転車旅行をする自転車マニアに違いない。従って、自転車ナビは自転車本体と同じように丈夫でなければならない。次に、自転車ナビはハンドルに掛けられるので、あまり大きくてはならず、重すぎても困る。丈夫さを求めるあまり、ナビゲーションが鉄の塊のようになってしまっては、誰も買う人はいないだろう。自転車マニアは車体を軽くするために、工夫やお金を大いに費やしているのだ。また、自動車と違って、自転車にはナビ用の電源がないので、このことからもナビゲーションはあまり大きくてはならない。サイズは我慢できても、電池がすぐになくなってしまうに違いない。


紅葉の十月になり、パナソニック、パイオニア、ソニーなどが、最新型の自転車用GPSナビを続々と発表している。パイオニアの「ポタナビ」は2.4インチのモニターと3G通信を採用し、台風並みの暴風雨のテストもクリアしており、その重さはわずか100グラムである。ソニーの「NV-U35」はそれよりやや重くて176グラムだが、3.5インチのモニターなので便利そうだ。パナソニックの「ゴリラCN-MC01L」は4.3V型サイズで、自転車、自動車、徒歩のいずれにも使用でき、重さは215グラムである。どの製品も衛星ナビゲーションができるだけでなく、自転車の速度から目的地までの時間を推算することもできる。また、乗車している人の消費カロリーも表示されるので、実に行き届いた設計と言えるだろう。













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