手応え感じる3日間開催 | 手塚貴久オフィシャルブログ「Tezuka Style」Powered by Ameba

手応え感じる3日間開催

今週は土、日、月曜の3日間開催。
手塚厩舎から出走する7頭は
休み明けの馬も含めて、
どの馬にも手応えを感じています。
年明けのいい流れを
この3日間に持ってきたいですね。




それでは土曜日から。
中山10R・成田特別で
シグナリオが1年ぶりに復帰します。
脚元にボルトを3本入れる大手術を乗り越えて、
骨折した箇所はすっかり癒えました。
12月上旬に厩舎に戻ってからは
調教量は十分。
あとは1年ぶりの実戦で
レース勘がどう影響するかでしょう。
今回が初めてのダート戦となりますが、
ダートコースでの調教の動きも良く、
適性は高いと見込んでいます。
実は以前から
ダート走らせたいと思っていたんですよ。
骨折明けということで
脚元への負担が軽いこともいいですね。
砂を被るなど不安要素もありますが、
もともと1000万クラスで好走を繰り返していますし、
休み明けでも格好はつけてくれるはずです。




日曜日は

中山11R・ジャニュアリーSに
アイルラヴァゲインが出走します。
ダブル登録の淀短距離Sは58㌔を背負うため
こちらを選択しました。
前走はカペラSで5着となりましたが、
好スタートからモマれず
マイペースで行けたように
やや恵まれた感のある内容でした。
ただ、久々の実戦でしたし、
「やっと間に合った」という状態。
一度使って上積みが感じられます。
今回はテンに速いメンバーがそろうので、
好位からの競馬になりそうですが、
そちらのほうが
かえって展開は向きそうです。
メンバーは強力ですが、
中山のダートは2度目で
慣れも見込めますし、
上位を狙っていきたいですね。




月曜日は
まず中山1R・3歳未勝利にチェリーブランデー
休み明けだった前走は
少し積極的過ぎる競馬で惜しい6着。
私個人としては、
終いを生かす競馬が合っていると思うので、
今回はそのような指示を考えています。
休み明けを一度使って状態は前走以上。
調教の動きもグーンと良くなっていますよ。




続く中山2R・3歳未勝利には
リーサムキッド
デビュー戦はずっとキョロキョロして
まだまだレース慣れが必要な内容でした。
ただ競馬を1度経験したことで、
走る気持ちが徐々に出ていますし、
追い切りでも速い時計を出せるようになってきました。
今回はダート1800mに替わりますが、
追走が楽になるのは好材料。
血統的にもダートも問題ありません。
馬体は絞れていて上積みも十分感じますし、
変わり身に期待したいですね。




月曜日の中山4R・3歳新馬では
シルクメガリスがデビューします。
入厩後にソエが出ましたが、
坂路調教へ切り替えてからは
順調に乗り込めています。
馬体重が550キロほどの大型馬ですが
その割に素軽さがあるので、
初戦から動けそうです。
ノドに弱いところがある点には
クエスチョンがつきますが、
血統的にはダート1800mはピッタリ。
調教でも水準級の動きを見せますし、
跨った松岡くんも好感触を得ているようです。
抜けたメンバーがいなければ
チャンスは十分。
オーナーから初めて預からせていただく馬ですし、
なんとか頑張ってもらいたいですね。




中山9R・初春賞のセイウンアスランは、
前走で500万クラスを卒業。
引き続き状態は良いので、
続戦を決定しました。
追い切りではコスモレニ、ディオスクロイに
遅れはしましたが、
乗り役の斤量差などもありましたし、
心配はありません。
もともと先日オープン入りした
グリフィンゲートと同等の評価をしていた1頭。
1000万クラスに上がっても
通用する能力は十分に持っています。
状態は本当にいいので、
昇級戦の今回も
頑張ってほしいですね。




そして中山11R・フェアリーS(GⅢ)で
コスモレニが重賞勝ちを狙います。
短期放牧明けとなりますが、
調教での動きは良く、
古馬1000万下のディオスクロイとセイウンアスランを相手に
手応えは優勢でした。
カイ食いの細いタイプですが、
現状では馬体重をキープしていますし、
競馬に影響はないでしょう。
前走のサフラン賞では
GⅠで2着した馬と差のない競馬。
おそらく人気にはならないでしょうが、
個人的には人気以上に
実力のある馬だと思っています。
今回も差のない競馬をして
あっと言わせてもらいたいという願望を抱いています。