例祭準備 | てじからおのブログ

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岐阜県各務原市那加に鎮座する手力雄神社のブログです。
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禰宜の日記・備忘録化してます。

気ままに書いてますので不定期・時差あり。

本日は例祭準備を行いました。



4月29日に当社例祭を控え、本年の宮当番地区である洞地区(前野・野畑・北洞)よりご奉仕いただき例祭の準備を行いました。

例祭とは一年一度のご縁日にあたりご神威が一番強くなる日と言われ、厳粛に祭典をはじめ賑わい行事が大神様に奉納されます。

三大祭(さんたいさい)の一つとされ新嘗祭・祈年祭・例祭がそれにあたります。

大小の幟から幕、注連縄、殿内、境内の装飾と清掃までお世話になりました。



お天気に恵まれて暑い日となりましたが一日ありがとうございました。


また夕方からは御輿の仕切りの方々が奉納御輿の確認に来社されました。

安全面も含めて奉納の流れを細かく打ち合わせを行われておりました。



当社の例祭では通称「けんか御輿」と呼ばれる奉納御輿が行われてきました。

昭和30年代までは合わせて村ごとに飾りをした馬を境内から(現在の那加一小学校あたりまで)走らせた「駆け馬」が行われておりました。
同じく境内に大きな奈落も備えていた舞台があり「村歌舞伎」も行われておりました。

当社の例祭「那加祭」では、「けんか御輿」「駆け馬」「村歌舞伎」と村人総出にて賑々しく斎行されたと伝わります。

現在では各務原市那加の地域では4月に祭礼が行われるのは手力雄神社の那加祭が所以です。


現在残る奉納御輿はコロナ禍前より中断され大御輿奉納はようやくの復活となります。



大神さまに日々よりいただく自然の恵みに感謝をお伝えする掛け声「山野豊」サンヤホー。

御輿奉納の際に行われてきた掛け声です。

かつては、境内に入れば飾りを外し、御輿を合わせ垂直に立て盛大に組んだ様を「けんか御輿」と称され勇壮に奉納されました。

現在では、安全面を考慮しての奉納ではありますが「けんか御輿」の名の如く担ぎ手たちの溢れる熱量に心震える機会になること間違いありません。


まずは明日4月28日は、前日祭にあたる「試楽祭」を斎行いたします。

4月29日は10時より本楽祭を斎行。

午後1時には鳳輦が出御し神幸祭を御旅所にて斎行。

なお、出御に合わせて稚児行列も行われます。
(稚児行列は事前申し込みが必要で受付は終了しております)

還御の後、午後2時に洞地区(前野・野畑・北洞)、新田町、長塚町より子供御輿が順次奉納され大トリで洞地区の大御輿「けんか御輿」奉納となります。


29日は祭礼につき終日、祈祷・御朱印等の受付ができませんのでご注意ください。
また、午前中の参列、午後からの稚児行列にて境内の駐車場が空きが無くなりますのでご注意ください。

恙無く斎行できますよう努めて参ります。



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