ロマンティークNo.0378 『世界の、あらゆる場所で音楽が。』【Chapter2】 | 『アデュー・ロマンティーク』~恋とか、音楽とか、映画とか、アートとか、LIFEとか~

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僕が過去と現在、ロマンティークと感じた(これから感じることも)恋や音楽、映画、アートのいろいろなことを書いていきます。

こんにちは。僕のブログ【アデュー・ロマンティーク】へ、ようこそ。

 

今回も前回の続きで音楽のこと。特にテーマらしきものもなく、何の制約も設けないで想いつくまま好きな音楽のことを書き散らかすだけなので、とても気が楽だ。そんなことを言い出すなんて、ちょっとコロナ疲れ&ブログ疲れしてるのかもえー?(と、思っていたところにスマホの調子が悪くなり、勝手に電源は落ちるわ、スムーズに文字が打てないわ、で悪戦苦闘しています笑い泣き。修理に出すとなると、2週間ほどの間、ブログの更新ができなくなるばかりか、皆様のブログへの訪問もできなくなる、かもです。PCの調子も悪いので、その時はご容赦くださいませ。

 

それでも何とか本題へ。前回、書いたように。もう40年以上も音楽の「推し活」をしてきたにも関わらず音楽への興味は尽きることはないし、それどころか現在の開かれた音楽環境を最大限に駆使しながら(と言っても必要な時に必要な程度で)、昔以上にさまざまな音楽を聴くことができている。いろいろあるけど、そのことにまず、感謝しなくちゃニコ

 

まずは、少しだけ昔話を。僕の「音楽愛」を育み、さまざまな音楽知識を与えてくれた、いくつかの音楽雑誌。その個人的な変遷を。

 

📖「ニューミュージックマガジン」。1969年、中村とうよう、田川律らによって創刊された。当時は小倉エージや北村正和が編集を担当していた。いつ頃から読み始めたかは、あまり記憶が定かじゃない。
📖Mr.ラテン音楽な河村要助のイラストが使われていた時期の「ニュー・ミュージック・マガジン」。
📖フォークソング雑誌「Guts」。僕が買ったのは1度、2度だけ。これはガロが表紙の号。「学生街の喫茶店」、「君の誕生日」、「ピクニック」、「一枚の楽譜」....人気があったんだな。
📖1946年に「ミュージック・ライフ」として創刊。65~75年は星加ルミ子、74~78年は水上はるこ、そして78~90年は東郷かおる子が編集長を務め、日本に洋楽を拡めてきた。編集方針はいたって軽やか。そのミーハー的な感度でクイーンやベイ・シティ・ローラーズを「発見」し、世界のどこよりも早くその人気に火を付けた。その後にはさらにベタなアイドル誌「ロックショウ」、そして80年代にはMTV時代のアイドル誌「RIO」が続いた。
📖Phewが在籍したアーント・サリーやDADA、EP-4が所属していた、日本のインディ・レーベルの草分けヴァニティ・レコードを創設した阿木譲が編集した「rock magazine」。ミーハー雑誌の対極にあるような雑誌で、阿木譲が書く観念的過ぎる内容がよく理解できなかったし、1冊が2000円近くしてとっても高かったけど、当時、この雑誌を読んでいるというだけでステイタスがあるような気がして、つい買ってしまうのであった(何だろうな、その価値観ってぼけー)。
📖YBO2というバンドでも活動した北村昌士が1977年に創刊したプログレッシブ・ロックの雑誌「Fools Mate」。雑誌名はヴァンダー・グラフ・ジェネレーターを率いたピーター・ハミルの71年のファースト・ソロ・アルバムのタイトルから。
📖79年に創刊された、これもプログレ雑誌「Maquee Moon」。雑誌名はトム・ヴァーレインが結成したテレヴィジョンの77年のデビュー・アルバムから。どちらかと言うと「Fool’s Mate」がブリティッシュ・プログレだったような気がするのに対して、こっちはユーロ・プログレだったような気がする。とにかくマニア向けの雑誌だったけど、84年には「Maquee」に名前が変わり、97年には渋谷系の雑誌に変身した、かと思ったら、さらに現在ではアイドル雑誌になっている。もちろん、僕も今はもう読んでいない。
創刊当時の「Maquee Moon」。
渋谷系の雑誌に変わった第1号は、ピチカート・ファイヴの特集。写真の使い方やレイアウトがとてもスタイリッシュだった。
📖渋谷系の雑誌『米国音楽』。小山田圭吾の扱い方なんて、まるでアイドル誌みたいだったけど、音楽に関しては結構、深くて新しかったし、毎回、コンピレーションCDが付いていたのも魅力だった。
📖後にタワーレコードのFree Paper「Bounce」の編集長を務めたり、コンピレーションCD「FREE SOUL」をコンパイルすることになる橋本徹が編集した、画期的な音楽雑誌「Suburbia suite ; especial sweet reprise」。何が画期的だったかと言うと、単なる音楽紹介の雑誌ではなく、音楽の新しい聴き方を、つまりは音楽を取り巻く新しいライフスタイルを提案してくれた雑誌だったから。中身はすべてモノクロだったし、1500円と高額だったけど、その価値は十分すぎるほどの満足感があった。
 

あぁー。とにかく、ほんとうに。世界には音楽が溢れている。過去の、膨大な量の音楽を引き摺りながら、世界の、あらゆる場所で今、この瞬間にも、そして次の瞬間や、そのまた次の瞬間にも。とても魅力的な新しい音楽が続々と生まれてきている。音楽好きにとっては、ほんとにワクワクするような時代だと思うもぐもぐ

 

そのようなことで前回と同じく。古いものも、新しいものも含めて。テーマも設定せず、国も、ジャンルも有名無名もまったく関係なく、手当たり次第(だけどUPする曲数はあくまでも控えめに)、プレイリスト的に、或いは架空のコンピレーションCDとしてコンパイルしようと思う。

 

今、僕が聴いている音楽🎵

過去に僕が聴いてきた音楽🎵

そして今、君に聴いて欲しい音楽を🎵

 

本題とは関係ない話を少々。僕は毎日、自転車に乗って会社に通っている。雨の日も風の日も。暑い日も寒い日も。往復で15kmほどの道のりを、さまざまな妄想をしながら走るのはそれはそれでなかなか楽しいし、多少は健康のために役立っているのかも知れない。もう20年以上続けているので単純計算で1年で約3,200~3,300km。20年で約65,000km(地球1周以上の距離だ)ほどを走破したことになる訳だ。日々を積み重ねると、なかなか面白いことになるんだと、改めて思う。

 

そういうことで。自転車に纏わる歌から始めよう。

 

高田渡【Wataru Takada】

日本のフォークの、ある意味「緩い」ところを引き受けた高田渡の、ほんと緩くって、可愛い歌『自転車にのって』。アルバム「ごあいさつ」バージョンではなく、キャラメル・ママ(細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆による、後のティン・パン・アレー)と矢野顕子がバックに付いたバージョンで。何故だか分かんないけど、この歌の世界は僕の中ではアメリカ文学のレイモンド・カーヴァーの小説の世界と少しだけ繋がっていると思ってるんだ。

 

 

サン・キル・ムーン【Sun Kil Moon】

レッド・ハウス・ペインターズを経た、マーク・コゼレックのソロ・ユニット。曲はファースト・アルバム『Ghosts Of The Great Highway』のオープニング曲『Glenn Tipton』。そして『Carry Me , Ohio』、『Gentle Moon』。アルバムタイトルの『Ghosts Of The Great Highway』のように。今はもう忘れ去られてしまったアメリカの原風景が現れては消えてゆく。

 

 

 

📖サン・キル・ムーンの世界と通じる一冊の本を紹介しておくね。僕の大好きなヴィム・ヴェンダースの84年の映画『パリ、テキサス』の原案になったサム・シェパードの散文集『モーテル・クロニクルズ』(畑中佳樹 訳)。

 

レイチェル & ヴィルレイ【Rachael & Vilray】

レイチェル・プライスのスモーキーな歌とヴィルレイのギターが古き良き時代のジャズの匂いを醸し出す『Do Friends Without A Though』。ウディ・アレンが87年に撮った名作『ラジオ・デイズ』のような雰囲気か、と。

 

 

キャスリン・ウィリアムス

【Kathryn Williams】

リバプール出身のSSW。とても爽やかなのに引っ掛かりがあるのは、彼女の歌声と曲の良さからきてるのかも。あまりにも普通で特別な感じなんてしないのに、いつも側に置いておきたいと思うような、そんな音楽。曲は『Little Black Numbers』、『White , Blue And Red』、『Mirrorball』。

 



 

プーマ・ブルー【Puma Blue】

イギリスのジャージーなSSW。結構、好きな人が多いと思うな。曲は『Only Trying 2 Tell U』と『Moon Undah Water』。

 

 

 

U.F.O.【United Future Organization】

泣く子も踊り出す、90年代の渋谷系アンセム『Loud Minority』。矢部直、松浦俊夫、ラファエル・セバーグのキレっキレのトライアングル。そして、もう1曲はラファエル・セバーグのトラックメイク。アフリカンな12inchダンス・ミュージック『Alegria Africana』Feat.Telmary Diazを。

 

 

 

メイヤー・ホーソーン【Mayer Hawthorne】

メリハリの効いたブルー・アイド・ソウルがとても心地よく、ハッピーな時間を届けてくれるんだ。曲は『The Walk』と『Where Does This Door Go』。この人、やっぱり才能あるよね。

 

 

 

マックスウェル【Maxwell】

自然と緩やかに身体が揺れ出す、Mellowなキラー・グルーヴ。曲は『Get To Know Ya』と『Sumthin’ Sumthin’』。

 

 

 
 はい。今回はこれでおしまい。また、できるだけ幅広く、素敵な音楽をUPしていくので。いっしょに楽しみましょう。

音楽のない人生なんてつまんないから。
More Music , More Life

それでは、また。アデュー・ロマンティークニコ