そうです
私はこのお話をお聞きしたときから
母がいつか亡くなった時は
必ずエンバーミングしてもらおう
そう心に誓いました
一度スペインへ戻った兄はまたすぐ日本に引き返す事に。。。
こうなることはなんとなく、
なんとなくわかっていた私達
なぜなら父の時もそうだったから。。。
兄が父を見舞って
1週間後父が亡くなり
兄はとんぼ返りで日本へ戻る事に
この時は亡くなった日から
数日後の葬式の日まで
ドライアイスで父の遺体を保存しましたが
あの凍るような冷たさが
今でも記憶に残っています
母を同じ目にあわせたくない
そして
誰よりも美意識の高かった母を
綺麗な状態にしてあげたかった
月曜日に亡くなった母
兄の帰国は木曜日の夜
友引があるので
土曜日がお通夜で
日曜日にお葬式という段取りにしました
火曜日の午前中
母にエンバーミングを施して頂き
夕方には葬儀場へ戻ってきました
もうドライアイスもエアコンもいりません
少し濃い目のお化粧を施してもらった母は
本当に眠っているかのよう
病院での最後の顔とは
全く違う顔になって戻ってきました
エンバーミングしてもらって良かった❗
心底そう思える出来映えでした
コロナ罹患してしまって
かなり痩せていましたが
亡くなる少し前から腎機能が低下して
かなり浮腫んでしまっていました
その分皺が無くて余計に若く見えたりして😅
手を握ると少し弾力もあり
関節も動いていました
凄い技術です
これなら兄が見ても
悲壮な気持ちにはならないだろう
何人かの親しかったお客様方にも
母に会って頂きましたが
皆さん口を揃えて
綺麗だと誉めてくださっていました
これなら私もしてもらいたい❗
そう思い
自分のエンディングノートに新たに
「エンバーミング望む」と書き込みました
母の死後、強く思ったのは
娘に私の様な苦労はさせたくない、でした
自分の死後のことちゃんと決めておかないと
私のようにわからないことだらけなら
どれほど困る事になるか😓
頓挫していたエンディングノート
母の葬儀やその後の事など
進めていくのと同時に
書き込むことにしました
私は絶対に死ねない❗
そう強く思っていたのは
私が母を看取らなければいけないと
強い使命感からだったので
自身がいつか迎える最期を考える事がなく
娘には何も教えてなかった事を
改めて不安に感じるようになりました
貴重な物がどこにあるか?
貸金庫の開け方は?
亡くなったら誰に連絡するのか?
矢継ぎ早に教えていくのは
家族を一人亡くした娘には酷なこと
なのでエンディングノートは
きっと頼れる存在になるはず
