来月は一つ歳を重ねる私

今はまだ元気だからいろんな事ができる

やらなくてはいけないことができなくなったら

全ての「業」を娘に託さなくてはいけない

だけど彼女にできるんだろうか?

不安になる

昨日は早朝、母の実家の墓参りと墓掃除

約40日ぶりに訪れた墓にビックリした

先月根こそぎ抜いたのにまた雑草まみれ
気候がよくなると雑草も育つ

天気予報は曇りのち雨だったので

あわてて草むしりをした

一時間かけてこれだけ。。。

このあと花筒や墓石を磨いて

蝋燭お線香でお参り終了
なぜ写真撮るかというと

疑り深い母への証拠のためのビフォーアフター
今まで気付かなかったけど

私のように墓を掃除して

最後に写真を撮ってる人を見かけた

どうやら墓掃除を職業にしている人らしい

自分が歳を取ってお墓に行けなくなった人が

業者に頼むという話は聞いたことがある

そこに心はこもってなくても

お墓は綺麗になるから

依頼者の気持ちは済むんやろうね

私の場合心がこもってるかというと

よくわからない

今までは墓守りの方が綺麗にしてくださっていて

私達は年に4回行けばいいだけだった

この方には感謝の言葉も見つからない

自分の家のお墓に訪れるとき

我が家のお墓も掃除をしてくれるという

ありがたい話

いつ行っても草一つ生えていないお墓に

どれだけのご苦労があったのか

自分がする側になって初めてわかる気がした


昔、父の会社が倒産した時

私達家族が路頭に迷う事なく

手を差しのべてくれた祖父母

決して好きではなく

むしろ嫌いだった祖父母

だけど感謝しかないわけで

今の自分があるのは母の実家のおかげだと

この恩は忘れたことがなくて

それを思うと月に一度の墓参りなんて

全く苦にならない

だけどこれを将来娘がやってくれるかどうか?

押し付けるものでもないし

自分がやらねばならない
 
という意味を理解してやってほしい

言葉で語ってわかるものではなくて

彼女は21年間何一つ苦労していないし

私のように

寂しかったり不安だったりもしていないはず

だけどそれはご先祖様が

守ってくださっているお陰様なんだと

折に触れ話はしてきたけれど

あとは

私の背中を見せるしかないんやろね。。。


来月には今月以上に草が生い茂るはず

少し早めに訪れようと心に誓い

お墓をあとにしました