5人以上の集まり禁止、基準が曖昧…「コパラッチ」褒賞に私生活侵害の懸念も
韓国政府は、24日から韓国全土を対象に5人以上の集まりを禁止する措置を下したが、規制基準が曖昧で、混乱が拡大している。さらに、防疫ルールへの違反者を見つけて通報する人、いわゆる「コパラッチ(コロナ+パパラッチ)」に褒賞金を出す方針まで明らかにし、規制が過剰だと指摘する声が出ている。
首都圏ですでに施行中だった「5人以上の集まり禁止」措置は、この日午前0時、全国の飲食店へと拡大された。全国の飲食店では5人以上の予約は受けることができず、5人以上のグループが一緒に入店することも禁止される。飲食店以外での5人以上の集まりは中止勧告の対象だが、違反した場合でも処罰の対象にはならない。
首都圏では飲食店だけでなく、5人以上の全ての私的な集まりが禁止対象となる。集合禁止命令に違反すれば300万ウォン(約28万円)以下の罰金が科される可能性があり、求償権が請求される可能性もある。ソウル・京畿道・仁川で私的に5人以上で集まった場合、「コパラッチ」の監視対象になる恐れがあるのだ。
行政安全部(省に相当)のアプリ「安全申聞鼓」は、新型コロナウイルスの防疫ルール違反の通報対象について▲集合禁止措置に違反した営業・集まり▲自主隔離中の無断離脱▲密閉・密集・密接が発生するケース▲出入者管理違反・マスク未着用-を挙げた。
行政安全部は今月、優秀通報者67人を選び、在来市場で使用できる「オンヌリ商品券」10万ウォン(約9400円)分を支給する計画だ。
地方自治体レベルで「コパラッチ」制度を導入した所もある。仁川市は今年9月「地域でのコロナの広範囲な拡大に伴う、生活の中の防疫死角地帯を効率的に解消できる仁川型の防疫対応」として、コパラッチ制度を導入した。大田市と釜山市もコロナの防疫ルール違反に対する通報者を選定し、最大で100万ウォンの報奨金を支給する予定だ。
問題は「5人以上の集合禁止」の基準があいまいだという点だ。政府は5人以上の私的な集まりが許される「家族」の基準を「住民登録上の居住地が同一の人」から「直系家族」に変更した。同じ家族同士の集まりでも、父と母には会えるが、きょうだいの家族には会えないというわけだ。ただし、ソウル以外の京畿道と仁川は当初の基準を維持することにした。
直系家族という関係ではない5人が1台の車に乗って移動するのも、車の種類によって許可か不許可かが変わってくる。原則的に、タクシーは「私的な集まり禁止の行政命令対象」になるが、ソウル市は公共交通機関であるタクシーの特殊性を考慮し、4人グループが一緒にタクシーに乗り、運転手を含めて5人になったとしても禁止対象にしないことにした。
このように基準があいまいなため、混乱に乗じて褒賞金を狙う違反通報者が増えるという懸念も出ている。インターネットコミュニティーなどでは、「コパラッチ」関連の投稿をシェアし「カネを稼ぎに行ってくる」などという人も現れた。行政安全部によると、今年7月1日から今月23日までに、アプリ「安全申聞鼓」のコロナの項目に寄せられた通報は4万8620件に達した。
一部では、政府や地方自治体の「コパラッチ」導入によって、強引に通報したり監視したりするケースが頻繁に発生し、プライバシーの侵害が起きる恐れがあるとの指摘が出ている。
各種のインターネットコミュニティーでは「互いを通報したり通報されたり。取り締まりと監視は公権力だけが行うのではダメなのか」「大田は最優秀賞1人に100万ウォンなど、賞ごとに金額が違うようだが、市民同士が監視する大会でもしているのか」「(監視者が)それっぽい角度で写真を撮って、(違反していないのに通報されて)悔しい思いをする人が大勢出そうだ」などの投稿が相次いだ。
政府は、新型コロナの防疫に対する国民の協力を得るために通報に対する褒賞制度が必要との立場を明らかにした。行政安全部の関係者は「最近、新型コロナの感染者が急増し、国民の防疫への協力が必要な状況であるため、一種の『インセンティブ』という意味合いで制度を導入した」と説明した。
おっと!
今度は「コパラッチ」ですかぁ~
お隣さんでは、何かって言うと違反者を見つけると報奨金を出す密告制度が充実しているのだが、
今回は、コロナ禍で5人以上の集合禁止令に対して密告(パパラッチ)制度を稼働させるらしい。
それが、「コパラッチ」
ちなみに、オイラが過去の記事で知っているだけでも・・・
キョパラッチ(教育現場の不正監視員)
スパラッチ(ゴミ袋無断投棄監視員)
ソパラッチ(牛肉産地虚偽表示監視員)
コンパラッチ(タバコのポイ捨て監視員)
ノパラッチ(違法カラオケ経営監視員)
パムパラッチ(医薬分業違反監視員)
食パラッチ(賞味期限切れ監視員)
性パパラッチ(売春行為監視員)
節電パパラッチ(節電違反監視員)
カーパラッチ(車庫証明違反監視員)
犬パパラッチ(ペットエチケット監視員)
ぼったくりパパラッチ(観光客へのぼったくり違反監視員)
鳩パパラッチ(鳩のエサやり禁止監視員)
バイクパパラッチ(バイク騒音監視員)
コパラッチ(コロナ防疫集会禁止監視員) ←NEW
この他に多岐にわたりパパラッチ制度が確立しており、その数60種類以上!
小遣い稼ぎに勤しむパパラッチ主婦から年に2000万円以上稼ぐプロのパパラッチまで存在するのです!
当然、報奨金だけでなく、
<丶`∀´>ノ 「密告されたくなかったらゼニ寄越すニダ!」
と脅迫して稼ぐ輩も多いwww
>行政安全部は今月、優秀通報者67人を選び、在来市場で使用できる「オンヌリ商品券」10万ウォン(約9400円)分を支給する計画だ。
で、今回のコパラッチ。
国としては、成績優秀パパラッチ員67人に10万ウォンの商品券を支給するのか。
たったの一万か・・・あんまり儲からんなw
これは主婦の小遣い稼ぎ程度だな。
>大田市と釜山市もコロナの防疫ルール違反に対する通報者を選定し、最大で100万ウォンの報奨金を支給する予定だ。
釜山では10万円支給する?
こちらはプロのパパラッチたちが活動を強めそうだなwww

