忠州に攻めいる軍議の席、諸侯が地図を囲み居並ぶ中、
清正は地図にとある道を見つけこう言い放った。
「小西殿にはこの『薬店道』を通って忠州に攻めこんでもらいたい。」
っと。
当然こんな事を言って穏やかに済むはずがない。
行長は激怒して刀に手を掛けた、が対する清正は…。
詫び入れる様子もなく、涼しい顔でそれを見ているだけだった。
行長の姿勢はポーズだけと舐めていたのか、
剣術の達人である自分に自信があるからなのか、
清正の考えは定かではないが、完全に行長を見下しているのだけは確かだ。
この場も直茂が行長をなだめて、その場を治めたという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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