三陸鉄道北リアス線の旅 第一回 | テツ浪人の旅姿

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鉄道で全国を巡る記録です・・

[JR最長片道切符の旅 2010/10/20] [2度目のJR全線完乗 2014/01/01]               
(注)画像データは2011年以前のブログに関しては消去されています。

2014年5月10日 
 
東日本大震災の津波被害により運休となった三陸鉄道三陸鉄道には

20年近く前に一度は完乗していましたが、その後は乗車することも無いま

ま経過していました。 2011年3月には東北地方のテツ旅を行い、途中で

三陸鉄道にも乗車する計画をしていました。 しかし、東日本大震災が発

生したことでテツ旅は中止し、2度目の完乗はできないまま3年経過しまし

た。 乗車を計画していて未乗車のまま廃線にならないか心配でした。
 

震災の5日後の3月16日より久慈駅陸中野田駅間の運行再開を行い、

の後も徐々に運行再開区間を延長していきました。 2012年11月には

宮古駅小本間の部分開通時には小本駅一の渡駅には訪問しまし

たが、全線再開時には是非乗車したいと思いを強めました。

 

4月に全線運行再開され、早々に乗車したいとは考えていましたが、開通

直後やゴールデンウィーク期間では乗客が多いと予想されましたので、

ゴールデンウィーク終了後ならば乗客は少なくなっていると思え、土・日に

フリー切符が発券されているので、5月10~11日程を決定しました。

 

三陸鉄道1日フリー乗車券(北リアス線乗り放題)は休日に利用できて

2500円となっています。 但し、ホームページによると、有人駅の窓口営業

時間での販売となっているので、宮古駅の始発列車には窓口が閉鎖され

ているので、前日に窓口で購入しました。

窓口では「三陸鉄道北リアス線全線運行開始 記念乗車証明書」が頂け

ます。 乗車時には窓口に一声かけてみましょう。 ヽ(゚◇゚ )ノ

 

宮古駅

三陸鉄道宮古駅の隣には、JR宮古駅があります。 震災時には津波の浸水被害はありま

たが、駅舎には大きな被害とはなりませんでした。 復興支援の目的で2012年11月には

駅舎がリニューアルされました。 たまたま、リニューアル開業式当日に宮古駅に訪問して

いましので、記憶に残る駅となりました。

三陸鉄道宮古駅三陸鉄道の本社機能を備えた2階建ての駅舎です。岩手のTV局の

番組「5きげんみやこ」と愛称がつけられています。

宮古駅は片面ホームで、JRホーム側は車止めされています。 JRとの連絡通路があり、

災前には山田線へ乗入れるダイヤがありましたので、JRへの連絡通路の利用者があ

りましたが、現在は乗入れる列車が無いので、連絡通路は閉鎖されています。

早朝なので窓口は閉鎖されています。 日中は待合室内には売店も営業していて、お土

産品や三陸鉄道グッズなどがも販売しています。

駅前にはAKB48顔はめ看板がありました。 復興応援企画だと思えますので、期間限

定の顔はめ看板だと思えますので、一緒に写りたい方は早々に・・・ ('-^*)/

   

駅スタンプは窓口の前に設置されていますが、左側のスタンプは新しく作られたスタンプ

なので、窓口が開いている時間帯のみ押印できます。

6時08分宮古駅始発久慈駅行は1両編成の車内に乗客は私1人だけでした。

途中駅でも乗客は無いままです。

 

宮古駅田老駅迄は、山間地を走行しますので、津波の被害が少ない路線となってい

ます。 田老駅の手前でトンネルを抜けると海岸線が見えてきます。

 

田老駅

前回2012年に乗車した時には、小本駅への通過駅でしたが、車窓から見た時には津波

被害に驚いた駅でした。 今回は下車して駅前をじっくりと見ることができました。

 

田老駅岩手県最東端の駅となりまが、合わせて私鉄最東端駅となります。

盛土された島式ホームにホーム待合室のみの無人駅で、地下通路で構外と結んでいま

すが、震災前には観光センターを兼ねた立派な駅舎がありましたが、津波の被害により

解体されました。 

ホームから海岸方面を見ても、国道が見えるだけで建物などは一切見られず、海岸線迄

見渡せる風景となっています。

2012年通過した時にはガレキなどが多く残っていましたが、ガレキなどは無くなってい

ましたが、建造物などは無いままです。 駅前に出ると堤防風の国道が見られますが、

を越える波が押し寄せたと思うと・・・ o(;△;)o

ホーム待合室にはベンチがあるだけですが、駅ノートが置いてありました。

 

田老駅を過ぎると再び山間地に入ってきます。

 

島越駅

島越駅三陸鉄道では津波の被害が一番大きかったと言える駅です。 震災前には「

の前に海が広がる、お洒落な南欧風の独特な駅舎」として東北の駅百選にも選定された

駅舎が有名でしたが、津波で完全に倒壊してしまいました。

片面ホームにホーム待合所のみの無人駅です。

新駅舎が現在建設中で、ホームからは仮設の階段が取付けられています。 新駅舎も

以前と同様に観光案内所を兼ねたものとなるようです。 しかし、駅周囲に民家が建つ

にはまだまだ時間が必要だと思えます。

待合所には震災前の写真が貼られています。 震災前迄は駅舎は海岸側にありました

が、新駅舎は山側に造られ、駅の周囲には多くの住宅があるのが判ります。

写真に写っていね民家は津波に流され、現在残っている民家は一番高い場所にある民

家が一軒だけが残っている駅周囲となっています。

震災前は高架橋の駅でしたが津波で崩落したので、築堤に造り替えて防波堤の機能も

備えた駅に変わっています。

新駅舎が6月に完成予定なので、再度訪問したいと思っています。 駅の下から見上げ

列車が撮影できるので、撮り鉄には絶好のポイントとなりそうです。

 

三陸鉄道北リアス線のダイヤ本数は多く無く、一駅で過ごす時間も

長くなります。 この後は震災被害の少ない地区へと向かいますが、

その様子は明日に・・・ (#⌒∇⌒#)ゞ