2013年2月27日
昨日掲載した「3月16日のダイヤ改正」は、前日の夕方に記入しましたが、
その後、思案を行った結果、昨日只見線に乗車し、柿ノ木駅を訪問して
きました。
ブログに記載中は「青春18きっぷ」の開始後の3月に入ってからと考えて
いましたが、「青春18きっぷ」の時期では、訪問者も少し増えてしまい、
秘境駅の雰囲気が薄れると思われます。
自宅の富山から北陸本線⇒信越本線⇒上越線⇒只見線を乗り継いだ
場合、只見線のダイヤでは、日帰りでは1ヶ所の駅に下車するだけとなり
少し寂しいテツ旅となってしまいう。
夜のニュース・天気予報では、27日の天候が雪では無いが、その後週末
には再び雪が降る確立が高くなっているので、除雪作業等で、只見線が
運休となる恐れもあるので、夜に急遽出発を決め、早朝に自宅から自家
用車で、只見線へと向かうことにしました。
自宅を午前4時頃に出発し、8時過ぎに只見線地区に到着できました。
只見線のダイヤを考え、先ずは大白川駅迄向かいました。
本当は田子倉駅迄行きたいのですが、国道252号線は冬季期間は
通行禁止となっていますので、大白川駅が限界となります。
大白川駅
大白川駅迄の国道252線は除雪がされていますが、道の両側は雪の壁となっていて、
除雪作業中のトラックの通行が多いです。
大白川駅は「魚沼市入広瀬自然活用センター」に同居した駅舎ですが、ｾﾝﾀｰは冬季
間休業中のようです。 待合室には自動券売機が設置されています。
無人駅ですが、駅の除雪作業員と思われる方が、駅事務所に詰めています。
島式ﾎｰﾑを踏切で結んでいますが、雪の積雪で、踏切は見えません。 線路の両サイドは
除雪した雪が、山積みとなり、雪の壁を作っています。
以前、田子倉駅に訪問した時に、列車待合せの停車時間中に大白川駅には下車しまし
たが、その時は夏期間で、お土産品なども販売していました。
大白川駅の駅名標の両隣の駅が、3月16日
からは変わってしまうのかと、考え深いです。 特に田子倉駅が廃駅となりますので、
大白川駅の駅名標も変わってしまいますネ。 ダイヤ改定後、再度、列車で下車したいと
思っています。
10時02分発の小出駅行の列車があるので、大白川駅より乗車したかったのですが、
駅の周囲は除雪した雪が山積みとなっていて駐車できる場所が無く、大白川駅からは
乗車出来ませんでした。 国道252号線を戻ることにしました。
道の駅 いりひろせ
入広瀬駅の近くに、道の駅「いりひろせ」が
ありますので、自家用車を道の駅の駐車場に駐車し、徒歩で入広瀬駅へと向かいます。
道の駅「いりひろせ」から入広瀬駅迄は徒歩10分程度なので、近くて便利でした。
道の駅「いりひろせ」の建物は雪に埋まっている感じで、駐車場も雪で狭くなっていました。
10時13分 入広瀬駅 発 小出駅行
入広瀬駅の駅舎は、「雪国観光会館」の建物と共用となっていますが、出札口などは
シャッターが下り、駅の関連は、時刻表と料金表が掲示されている程度です。
島式ﾎｰﾑを踏切で結んでいますが、片面は除雪車の車庫につながっているだけで、
列車の乗降は片面ﾎｰﾑのみで行われています。 車庫より除雪車が出されて、作業
準備が行われていました。
駅舎の「雪国観光会館」内には、入広瀬駅の鉄道関連資料が展示されていますが、
それ以外の設備は無いようです。
小出駅行の列車は、キハ40とキハ47の2両編成です。 車内の乗客は10名程です。
入広瀬駅には自動券売機や乗車駅証明書発券機が設置されていませんので、車内で
発券となります。 下車予定の越後須原駅までの切符200円を購入します。
今回乗車した列車の車掌は、車内検札は行わず、運転席に座ったままでした。
途中の上条駅を出発しても、車内を廻らないので、後部運転席に座ったままの車掌に
出向いて、切符の発券を受けました。 切符を購入を伝えると、慌てて発券の準備を
していましたので、車内検札をするつもりが無いように思えました。
只見線内は無人駅で、自動券売機が設置されていない駅が多いのですから、乗車する
乗客がいるのならば、車内を廻るべきではないのでしょうか?
廃駅や臨時駅を提示し、災害復旧も進まない赤字路線の只見線なのですから、JR社員
自らが、10円でも収支を増やす努力をしてもらいたいです。
こんな感じならは、無人駅から無人駅を乗車する場合は、無賃乗車でも良いと言っている
感じがしました。 只見線は赤字でも良いのでしょうか?
10時25分 越後須原駅 着
入広瀬駅より2ツ目の越後須原駅で下車します。 片面ﾎｰﾑの無人駅ですが、駅舎には
出札口の名残ものある、立派な造りになっています。
駅前は無料駐車場化していて、10数台の車が駐車しています。
駅構内では除雪作業が行われていて、雪の高さは私の身長以上です。
越後須原駅は、旧守門村の中心地のためか、駅前にはJAバンク、ｽｰﾊﾟｰﾏｰｹｯﾄやｶﾞｿﾘﾝ
ｽﾀﾝﾄﾞなどの施設もあり、国道沿いには民宿や商店が見られます。
駅前からは、駅名と同じ須原スキー場が見えます。
次の列車時間迄3時間以上あるので、駅間のｽｰﾊﾟｰﾏｰｹｯﾄと昼食を購入し、次の列車を
待ちますが、暖房も無い待合室は少し寒いです。
13時40分 越後須原駅 発 只見駅行
小出駅で折返してきた列車は、キハ40とキハ47の2両編成です。 乗客は高校生が
中心に20名程です。
柿ノ木駅名は発券は無くなるのか?
今回は、列車案内終了後、車掌が車内を廻りましたので、切符は座席で購入できました。
しかし、後部運転席を見ると、車掌の他に上司と思える方も乗車していましたので、検札に
廻ってきたのかもしれません。
13時57分 柿ノ木駅 着
今回のテツ旅での最重要駅の柿ノ木駅です。 片面ﾎｰﾑの無人駅に、小さい納屋風の
待合室があります。
柿ノ木駅の周囲は、除雪した雪が山積みとなっていますので、柿ノ木駅の駅舎は見えず
らくなっています。 駅前の国道252号線で、除雪作業が行われています。
駅前には民家が数軒見られますが、玄関などの除雪が行われていない住宅もありますので、
廃墟となっている住宅も見られますので、柿ノ木駅近辺の住民は少ないと思えます。
駅の周辺では、携帯電話も圏外となりますので、秘境駅100位にランクされるのが、うなずけ
ます。
待合室は綺麗に整頓され、除雪機も保管されています。 乗降客が少ない駅ですが、
ﾎｰﾑの除雪が行われていますので、3月16日の臨時駅化迄は、乗降には問題が無い
様に駅管理がされているようです。
古い木材に書かれた「柿ノ木駅」の駅名標は、国鉄時代の仮乗降場時代の駅名標を
保管しているようです。 待合室の壁には、只見線の鉄道写真なども掲示されています。
柿ノ木駅の時刻表が掲示されていますが、3月16日からは時刻表の掲示がなくなるの
だと思うと、少し残念です。
駅ノートが設置されています。 合わせて
何巻かの漫画も置いてありました。 鉄道関係の漫画が中心に、「鉄子の旅」の6巻と
ﾌﾟﾗｽ巻がありました。 ﾌﾟﾗｽ巻では只見線の田子倉駅などを訪問している編もあります。
しかし、「鉄子の旅」3巻の[冬の只見線を訪ねる]編では、吹雪の柿ノ木駅に下車し
ましたが、非常なる寒さで、風邪の神村編集担当が、寒さに耐えられず、17分の暖かさを
求めて、大白川駅迄の運賃を支払、往復するシーンがありますので、3巻も設置されていれ
ばと思えました。
本日は曇り空の天候で、雪も降っていないので、極寒とまではいきませんが、暖房の無い
待合室は、少し寒く、約2時間20分程の待ち時間は長くも感じます。
16時19分 柿ノ木駅 発 小出駅行
只見駅からの折返しの列車です。 乗客は20名程で、観光客風の乗客も見られます。
柿ノ木駅迄乗車した列車と同じ車掌さんなので、
案内放送後、直ぐに車内を廻ってきましたので、切符を購入します。
16時25分 入広瀬駅 着
本日の只見線のテツ旅は終了します。 道の駅「いりひろせ」へ戻り、
自宅へと戻ります。
今回は臨時駅化される柿ノ木駅への訪問を行う事が目的でしたが、
今後只見線の乗車方法の参考となりました。 現在は、災害不通の
区間は代行バスが運行されているようなので、ダイヤ改正後にも
訪問を行う計画を立てたいと思っています。
春の「青春18きっぷ」シーズンが明日から始まりますので、只見線に
乗車する予定の方は、雪の状況を見て運休に注意して、柿ノ木駅などに
訪問してみてください。
山間地の只見線は、まだまだ寒い時期がありますヨ。 (@_@)