2011年10月12日
「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の旅も3日目となります。
この切符は3回(日)となっていますので、今日は帰路を取ります。
岩手県盛岡から富山県に向かうには少し距離が有るのに合わせて、
普通列車のダイヤが薄いので、計画には苦労します・・・ (*^o^*)
開始は5時10分からとなっています。(少し早く到着したので改札前で待つ事となります)
盛岡駅の始発列車は田沢湖線の専用ホーム8番ホームからの出発です。701系標準軌用の
車両が6両編成となっていますが、乗車できるのは前2両だけです。
セミロングシートには、早朝ですが10数名程度の乗客が見えます。
日の出前より徐々に明るくなってくると、霧がかかった幻想的な田沢湖線車窓となります。
赤渕駅で後の4両は切離しを行います。
田沢湖線は秋田新幹線が通過する路線となっています。 今年の6月には「東日本パス」を
利用して、秋田新幹線に乗車し完乗はしていますが、普通列車での完乗を行いたいと思うと
盛岡駅から大曲駅へ直行できる普通列車は1日3本で午前中は1本と極めてダイヤが
薄くなっています。
特に赤渕駅から田沢湖駅間は県境となっていて、山間部を通過するため、利用客が少なく
折返しのダイヤとなっている状況です。
しかし、秋田新幹線で通過した時には気がつなかった、山々・川の流れなどの風景が素晴らしい
点や、信号場が2ヶ所ある事も判り、普通列車に乗車することでの楽しさが判ります。
田沢湖駅では約20分間停車しますので、駅前に出てみました。
田沢湖駅は10数年前に、初めて秋田新幹線に乗車し、秋田駅へ向かう時、集中豪雨の
影響で秋田新幹線の運行が中止となり、田沢湖駅で強制的に下車し、代行バスに乗車する
ことになった時に下車しました。 その時以来の下車となります。
田沢湖駅には島式ホームと片面ホームを跨線橋で結んでいます。 夜間留置された車両と
合わせて3ホーム全てに701系が停車しています。
駅舎は「東北の駅百選」にも選定されたいる駅舎で、ガラス張りの駅となっています。
6時32分 田沢湖駅 発 大曲駅行
大曲駅行きには、高校生が多く乗車していきます。
終点大曲駅に近づくと、高校生で満員となります。
田沢湖線の終点の大曲駅は、頭端式ホーム(秋田新幹線と田沢湖線)と相対式ホーム(奥羽
本線)を跨線橋で結んだ橋上駅です。東西の出入口は自由通路方式となっています。
駅舎は秋田新幹線開通後に改装された大きな駅舎ですが、2階改札口への階段が少し急な
ものとなっています。 改札口には、エスカレーター・エレベーターの方が良いでしょう。
6月に秋田新幹線は乗車した時に思ったのですが、スイッチバックを行うために、秋田駅から
大曲駅間の約40分間は後向きで乗車します。座席の方向転換を行わないのは珍しいのでは・・・
(特急「しらさぎ」は、米原駅で座席転換を行いますのに・・・)
7時49分 大曲駅 発 横手駅行
奥羽本線の普通列車用の駅名標。
701系の狭軌用のロングシートの2両編成です。 標準軌用に比べると振動が多い感じが・・・
大曲駅より2ツ目の駅です。 島式ホームと片面ホームを跨線橋で結んだ無人駅です。
昔からの形の木造駅舎は、財産標では昭和14年11月築となっています。
駅前には住宅地となっていて、小さい商店が2軒ありました。
駅正面を出て左手には少し進むと、横手市となっています。
駅の裏は田んぼと小高い山々が並んでいます。 古戦場の雰囲気があります。
後三年駅と全国的にも変わった名称の駅なので下車してみました。
平安時代に[後三年の役]が一帯で行われたことが駅名の由来です。
([ごさんねん]の[えき]なので駅名にはピッタリ??)
地名は美郷町なので、戦の名前が駅名となっているのはここだけでは???
(関ヶ原駅は地名ですよネ)
駅の横には、[後三年の役]を紹介した大きな看板が設置されています。
又、待合室には[前九年の役][後三年の役]の関係系図や戦の内容を紹介した掲示物が
あります。無人駅ですが、地元で作成した駅スタンプが設置されています。
9時15分 後三年駅 発 新庄駅行
隣の横手駅で下車する人が多いです。
「最長片道きっぷ」の旅で下車した横手駅は改装中でしたが、9月には改装が終わってい
ました。
横手駅と新庄駅間の奥羽本線は「最長片道きっぷ」の旅では乗車していない区間です。
今回は10数年ぶりの乗車となりますので、車窓も楽しみながらの乗車となります。
又、「及位駅(のぞき)」と言う珍名駅や、秘境駅の「大滝駅」などもありますので、早々に再訪
したいと思える路線です。
新庄駅からは、陸羽西線に乗換え余目駅へと向かう予定です。
先月も乗車した路線ですが、途中下車は行いますので、詳細は後編へ・・・
















