忙しいと星に願いをかける余裕もなくなっちゃう。 




たまには久しぶりに、夜空を見上げてみようよ。 




地上でどんなにバタバタしていても、




星たちは変わらず静かにそこにいるよ。





この星空で、一番に見つけた星はどれだろう。

 



どうしてこんなにたくさんの星の中からその星を選んだんだろう。




そこにはね、きっと理由なんてない。




誰もが納得できるような理由なんてない。




最初から答えなんてないような質問なんだ。




強いて挙げるなら、そうだな、




運がよかったからかな。







トトロは本当にいるとかいないとかそういう話じゃない。



メイちゃんが見たものを、お父さんはこう言ってくれた。




「それはとっても運がいいこと、



だけどいつも会えるとは限らない。」







そう言ってもらえるほうが、



どんな大人びた理屈を並べられるより、



よっぽど説得力があると思ったよ。






誰かとの出会いも一緒。

 



こんなにたくさんの中から見つけてもらえたんだ。




それって、本当はとってもすごいこと。




奇跡って呼んでもいいくらいだね。




そして、誰かが見つけた一番星は、




別に一番光っているからではないんだ。




見上げたときの時間や場所、天候、心の持ち方によっても変わってくる。




だからその時、その場所で出会えたことは、




運命なんだよ。






その星が本当に一番光っているかどうかなんて、 




そんなことはもうどうだったっていいんだ。




より光ってるものを探したり、




何かと比べて羨ましがったり、傷ついたり、

 



そういうのはもうしなくてもいいんだよ。





僕にとっての一番は、



僕の中に見つけられたから。



だからもう大丈夫!



みんなも同じだよね。







悲しいときは顔を上げて、




星を見る度、いつでも思い出して欲しいよ。






"僕らは誰かにとっての一番星で、



あなたは誰かにとっての一番星"





だからもう、諦めながら生きないでね。




「あなたはあなたが思っている以上に美しい」



そして、



「君は思ってる以上にその美しさ知らない」




だったよね。






ちゃんとしっかり自信持って。




胸を張って。




明日も元気でいってらっしゃい。








【いちばんぼし】



別にそれほど光ってるわけじゃない

むしろそんなに目立ってもいない

何故だろう君しか目に映らない

君は僕のいちばんぼし


帰り道一人で夜空を見上げた

何故かひとりぼっちじゃない気がした

見守ってくれる誰かがいるから

君は僕のいちばんぼし


言葉を交わしたことなんてない

誰かに知られてるわけでもない

それでも確かに繋がっていた自信があるよ

君は僕のいちばんぼし


僕しか知らない君がいて

君しか知らない僕がいる

目を閉じてもずっと消えない光

君は僕のいちばんぼし

君は僕のいちばんぼし