ドッグトレーナーの見分け方

 

では、愛犬のしつけやトレーニングでドッグトレーナーを探す場合、どのようなことに注意をして探せばよいのでしょうか?

 

一番わかりやすいのはホームページを見て、そのトレーナーのバックボーンが何なのかを判断する事です。

 

私がまず見るのは、そのトレーナーの経歴(プロフィール)。

 

どんな方法をどこで学んでいるのかを見ます。家庭犬向きのトレーナーはJAHA認定家庭犬しつけインストラクター・GCT(優良家庭犬普及協会)・愛玩動物飼養管理士・CPDT-KA・JAPDTなどの記載があります。使役犬向きのトレーナーは〇〇公認訓練士、〇△訓練所で修行というような訓練の記載があります。 

 

他にもHP上の記載に

 

犬が飼い主を下に見ている。家族の中で犬が1番順位が上になっている。犬がリーダーになっている。

人と犬との上下関係や順位付けを強調しているのは、使役犬向きの服従訓練を行っている訓練士です。

 

動物の福祉に則ったトレーニング方法を実施している。アニマルウェルフェアや、5つの自由(5フリーダム)の記載がある。​​​

もちろん家庭犬向きのトレーニングです。

 

何分で犬が変わるとか、ダメ犬が良い子になるとか、短い時間での犬の変化を宣伝している。

本や通販のDVDなどなどでよく使われている文句ですが、即効性をうたっているのはインパクトの強い罰を使う方法です。

 

犬の行動分析学などの最新の情報を取り入れたトレーニング方法を実施している。

近年、犬の研究の多くは報酬ベースのポジティブなトレーニング方法を推奨しています。

 

使役犬の訓練を学んだ訓練士の中にも、その後最新の情報を学んで、報酬ベースのポジティブトレーニング方法を主体に行っている人もいます。残念ながらその数は少ないですが...

 

次に

そのトレーナーの得意分野が自分の目指すところと合っているのか?

 

一言に家庭犬のトレーナーと言ってもそれぞれ得意とする分野があり、苦手な分野もあります。

 
例えば
パピートレーニングなどの基礎教育のトレーニングを得意とするトレーナー
 
吠えや咬みなどの問題行動の解決を得意とするトレーナー
 
アジリティやディスクなどの競技を教えるのが得意なトレーナー
 
個別レッスンではなく、グループレッスンが得意なトレーナー
 
飼い主の目指すところ、求める効果がそのトレーナーの得意な分野であることが成功の条件の一つとなります。
 
そして飼い主とトレーナーの相性も重要な部分です。
 
トレーニングに入る前にカウンセリングを行うのが通例ですから、その時に気が合いそうになければ断った方がいいかと思います。
苦手意識のあるトレーナーからどんなに良いことを教えられても、成功する確率は低くなります。何よりも楽しく学ぶことが出来なくなります。
 
 
飼い主がトレーナーの場合は断れません笑