てつさんのアスペルガー症候群奮闘記

私は35歳でアスペルガー症候群と診断されました。今までの生き難さがなぜなのか少しずつですが見えてきました。週1回、子の刻に更新されます。


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前回の続きです。

 

メンタルカウンセリングの申込みは4月の下旬には締め切られて5月下旬に実施されることに決まった。私はこれ以上申込みが来ても対応できないので、掲示した開催予定日の横に「締切」と書いていた。この次の開催は8月である。

 

以前の原稿(訓練期)で少し登場したが、私と同じ頃に通所を始めた奥村さんという女性がいた。この奥村さんは看護師の資格を持ちながら発達障害や双極性障害、摂食障害、水中毒などで入退院を繰り返していたという。現在33歳で既婚である。私にとっては症状のことや薬の服用などの専門的なことも聞いてくるなかなか手強い利用者だった。この奥村さんも8月で利用期限の2年が近づいていた。

 

この奥村さんも発達障害の特性や病気の特徴などにより過去の就職でもあまりうまくいかなかったらしい。そこで私のメンタルカウンセリングを受けてみようと決意したようである。奥村さんは申込書を持って私のところにやって来た。

 

ただ、このカウンセリングの5月の枠は既に埋まっていたので、次は8月になると私はマニュアル通り答えると8月までは待てないと言う。そういえば奥村さんの利用期限は8月だったので相談日がそれを過ぎることも考えられた。そこで私は、

 

「少し検討するので時間をください」

 

と施設長の宇賀(以下宇賀とする)や副施設長の谷(以下谷とする)にも相談してから決めることにした。相談内容は就職に向けて時間がない中で自分がどうすればいいのか分からない、人間関係の構築の仕方が分からない、事業所に来るたびに落ち込んでしまうということだった。

 

これは早く対応しなければいけないことや少し難しい内容なので宇賀にこの申込書を見せて話すと5月中に別枠で開催することと宇賀と谷にも同席してもらうことに決まった。私はこれで少し安心した。これは奥村さんの家庭の事情が複雑になって本人が不安定になっているという背景もあった。私はこのように決まったことを奥村さんに伝えた。

 

相談当日がやって来た。相談を受けるのは宇賀と谷それから私の3人である。相談が始まると、奥村さんは自分が受けてきたつらい体験や今抱えている就労に向けた悩み事をぶつけてくる。看護師時代に「奥村さんが何を考えているのか分からない」等と師長から言われたこともあるらしい。時折涙を浮かべながら話すが、私は話を続けてもらった。

 

私は話を聞きながらアドバイスの内容を考えている内に宇賀や谷が奥村さんが困っているところや努力が必要なところ等について話していた。

 

これは私も含む他の発達障害の人にも言えることだが、この時の奥村さんには3つのアドバイスをすることにした。 

 

・できない部分はできる部分で補いまたはカモフラージュさせる

・どうしてもできないことは他の人にやってもらう

・行動、発言する前に本当に適切かどうかワンクッション置く

 

これで相談は終わり、思っていたことを吐き出せた奥村さんは少しほっとした様子だった。私も宇賀と谷の力を借りたとは言え、最初の難しい相手に一定の答えを出せたことで少しほっとしていた。

 

 

話は次回に続きます。

 

 

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