第7回北九州在宅医療・介護塾研修会 | 北九州在宅医療・介護塾

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介護家族と医療や介護に携わる専門職腫を参加の対象にした研修会を年に4回開催しています。医療・介護の現場で生じる様々な問題、悩みや思いについて解決の一助になればと思っています。

第7回北九州在宅医療・介護塾研修会が、1月20日(水曜)、午後7時より国立病院機構小倉医療センター内 地域医療研修センター(鴎ホール)で開催しました。研修は「在宅医療・介護における訪問看護師の役割」をテーマにして、講師は、在宅ナースセンターはんずあい 取締役・緩和ケア認定看護師 高橋貴子先生でした。参加者は、医師(1名)、歯科医師(9名)、看護師(29名)、介護支援専門員(14名)他、総勢83名でした。講演に引き続いて「①自宅での看取りは増えてくると思いますか? そのように考える理由は何ですか? ②どのような支援があったら、在宅看取りが可能になると思いますか?」のテーマでグループワークを行いました。また、当日は福岡県立大学 ヘルスプロモーション看護学系在宅看護 助手 杉本 みぎわ先生が参加されましたが、杉本先生は昨年5がつまで、東京新宿の白十字訪問看護ステーションに在籍され、訪問看護、及び「暮らしの保健室」にて勤務されていた方です。早速、北九州塾への入塾と、東京で培った知識や技術を北九州に提供して戴けるよう世話人(理事待遇)にもなって戴くことになりました。今回の研修では、「川上から川下へ」という地域包括ケアシステムにおいて、医療ニーズの高い状況で退院してくる要介護者等に対して、在宅での看取りを含めて、訪問看護師がどのように関わっているのかということを、2つの事例によって訪問看護師の役割と訪問看護師制度を学ぶ機会となりました。必要性を求められているにも拘わらず訪問看護師が極めて少ないという状況にあり、その為、高橋貴子先生の今後益々のご健闘をお祈りします。