かって戦後間もないころに東京光が丘に

グラントハイツ駅と呼ばれる駅が存在したことを知り、

2018年の真夏にジョグ鉄で訪問した。

 

上板橋に到達するまでに15キロ近く走り

あまりにも暑すぎてジョグにもならなかった・・・

 

グラントハイツ駅は東武鉄道の上板橋駅から

陸軍第一造兵廠(現在の陸上自衛隊練馬駐屯地)を経て

GHQにより啓志(成増陸軍飛行場跡)までの延伸と運行が命じられ

啓志線と呼ばれ、その終着駅がグラントハイツ駅と名付けられた。

 

左側が練馬駐屯地方面で右側が上板橋方面でかってここに踏切があった。

 

このあたりから熊手状にグラントハイツ駅方面に分岐していく。

 

学校の敷地がかってのグラントハイツ駅らしい。

 

1947年から1948年の短い期間ではあるが

池袋駅から30分間隔でグラントハイツ駅まで

ノンストップの駐留アメリカ軍専用列車が運転されたそう。

 

アメリカ合衆国第18代大統領ユリシーズ・グラントの

名前を冠して「グラントハイツ」と命名され、

総面積1.8k㎡、建物数730、世帯数約1200の

上級士官向けの家族住宅で一戸に必ずメイドが一人つき、

関連する日本人従業員も5000人に達したとのこと。

 

学校、教会、劇場、プール、ドライブイン、電話局、

ローラースケート場、ゴルフ練習場まで備えていた。

 

なんで日本はこんなスゴイ国と

戦争をしたのだろう!