メイコンでの最後の夜、『ナタリア』というレストランで、長女とディナーにしました。
 ここは、旅行前に何週間もかけて調べました。店の雰囲気は上品で、豪華でありながら落ち着いていて、店内の内装は凝った装飾が施されています。メニューはどれも手をかけた料理です。

 最後の日、予約していた18時に店に着くと、エントランスがもういい雰囲気で、豪華な装飾です。2人の女性が迎えてくれました。若い娘さんは、胸元が大きく開いた華やかなドレスで着飾った美しい人でした。それだけでわたしはびびっていました。でも、長女の手前、堂々と振る舞いました。(振る舞ったつもりですが、何せ英語ができませんから‥)




 案内されたテーブルは、室内の角の席で、内心、「あっちの、部屋の中程の席がよかったな、あっちの方がおしゃれ」とか思っていました。しかし、ここは後で、最高の席になりました。なぜかというと、角にあるテーブルなので2人が座るのが90度の位置になります。すると、わたしと長女の2人の写真を撮ってもらうのに、少し寄っただけで、座ったままで2人ともいい感じでフレームに収まるのです。さらに料理も全部、画角の中に入るのです。これはこれでよかったです。





 料理は、前菜のサラダ、メインはロブスターとステーキです。ロブスターは丸揚げと、小さく刻んでクリームソースをかけた身で、ステーキを包んでいます。ロブスターは直に見るのも、もちろん食べるのも初めてです。伊勢海老もこんな大きなのは食べたことがありません。料理店で出来立てを食べるのも初めてです。盛り付けも美しくて、ロブスターはぷりぷりです。軽い弾力はあって、でも、噛むと柔らかく、口の中にエビの独特な味が広がります。小麦粉をまぶして油で揚げているので、エビの味が中に閉じ込められていて、味が濃厚です。美味しかったです。長女はステーキです。


ロブスターはぷりぷりです!味も濃厚で美味しいです!“ロブスター”!憧れのロブスター!旅番組、特に『7つの海を楽しもう!世界さまぁ〜リゾート』は好きで毎週見ていました、あの番組でよく出ていましたよね、ロブスターが!それを眺めながら、“ロブスターって美味しそう!どんな味がするんだろうなあ、食べてる芸能人がいつも「ぷりぷりです!」とか言って美味しそうに食べてるけど、いったいどんなふうに「ぷりぷり」なのかなあ?”って、いつも思っていました。その“ロブスター”を、今、食べています。この美味しさ!達成感!満足感!アメリカに来てよかった!!!


 ステーキも上手にローストしてますよ!外はしっかり、中はレアでやわらかくて、美味しいです!おととい、“Oliver’s”でもステーキを食べました、あの店のステーキも柔らかくてジューシーで美味しかったです。そしてここ“Natalia”のステーキも美味しいですよ!このレアな感じ、たまりません!よくこんなに均一に、軽く火を通せるものですね!わたしもこれほど厚いステーキ肉ではありませんが、焼き肉向けの厚切り肉でレアを目指しますが、このようにうまく均一になりません。火が通っていない部分が残って、その部分から赤い肉汁が出てしまうんです。まあ、そのくらいのレアも好きなんですけどね。この店も本当に上手に焼いています。そうそう、『プラダを着た悪魔』で、アン・ハサウェイ扮するアンドレアがメリル・ストリーブ扮する鬼編集長ミランダに無理難題を命じられて、開店前のステーキ店にステーキをなんとか焼いてもらい受け取りに行く場面がありますよね、あの時、大きなオーブンからステーキを出していますよね、あれですかねやはり、フライパンで焼いた後オーブンで火を通すのですかね。(“Smith & Wollensky”って言う店だそうで今わかりました、Google mapsで見たらマンハッタンのタイムズ・スクエアの東側にありました、あの店に行くんだった!なんで思いつかなかったんだろう!なあ、忙しかったからなあ‥‥とほほ)いやー、とにかく美味しかったです。



 このデザートは、焼きリンゴの上にたっぷりのメイプルシロップをかけたフランスパン、その上にプディングを乗せてホワイトチョコのフレークをトッピングした、そして、ペパーミント、イチゴにロウソク、さらに『anniversary』のホワイトチョコのプレートと、とってもとってもおしゃれでした。『anniversary』のホワイトチョコレートプレートは、日本からWebで予約する時に、“何かリクエストはありませんか?”みたいな問いかけがあって、そこに“娘との記念です”のように書き込みをしたんだったと思います。プディングがふわふわで甘くて、とても美味しかったです。

 娘と過ごしたメイコンでの最後を記念する最高のディナーになりました。