世界で活躍するタイの女子選手について調べてみました。 | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

世界で活躍するタイの女子選手について調べてみました。

アメーバ「LPGAで初めてタイ人選手が優勝した。その強さの秘訣は?」

 皆さんこんにちは!今週、ゴールデンウィークキャンプを終えて東京に戻って
 きました。ゆっくりしていたら取材で「、タイゴルフの強さについて」と聞か
 れたんで調べてみました。

 実は、ここ数年のタイのゴルフのレベルの上がり方は目をみはるものがあり
 LPGAで活躍する女子選手は、日本人選手の上を行っている感じです。

 先日もアリヤ(ジュタンガン)選手がついに勝ちましたが、そのほかにも世界ラ
 ンク上位にたくさんの選手がいますね。

 ということで、まずは、友人でタイのゴルフに詳しい井上プロにレクチャーを受
 けて情報を提供してもらいながら書いています。


タイで開催されたジュニアゴルフ大会
 

アメーバ「米国から帰国したコーチがタイのナショナルチームを指導」

 タイは、「2014仁川アジア大会」で女子チームが優勝しました。その選手強化に
 大きく関わったのがタイ人として初めてLPGAをプレーした「ビーラーダ」プロ
 です。

てんとうむしThai Players Move to the Fore of Women’s Golf



 NCAAで個人で優勝するなどトップアマとしても活躍して、LPGAでもプレーして
 帰国後、 豊富な米国のゴルフ経験を生かして若いタイ選手に指導を始めて以来、
 タイのレベルは飛躍的に向上しました。 今ではタイ人選手の精神的な支えとなっ
 ています。
 
 私たちもタイのキャンプではよく彼女のチームと一緒になります。彼女はナショナル
 チームの選手選考にも大きく関わっていますね。ジュニア選手育成は、指導者のサポ
 ートによる部分はかなり大きいと感じます。


タイのナショナルチームメンバー

アメーバ「タイの大企業がジュニアからプロツアーにいたるまでサポートする」

 さらに「タイのジュニアをサポートする現地のゴルフ環境」について井上プロに聞い
 てみました。

てんとうむし井上ゴルフアカデミー(井上星一郎プロ) 


「タイの若手プロの活躍の背景にはタイの大企業がジュニアからプロツアーにいたる
 までの活動を実績に応じてサポートするシステが構築されているのが一因になって
 います。」

「プロになっても継続されるそのサポートのおかげでツアー最年少優勝ギネス記録の
 パチャラ・コンワットマイに代表される「高校生プロ」が早い時期から国内外のツ
 アーに参戦してキャリアを積むことができます。」


16歳で今年の全英オープンに出場するパチャラ・コンワットマイ選手


「また、女子の国内ツアーも年齢制限がないことで、通信制高校で勉強しながらプロ
 生活をする選手も増えています。さらに、ナショナルチームに入るようなエリート
 ジュニアには最高レベルのサポートも用意されますから、頂点から末端までの選手
 が強化に不自由しないようです。」

 勉強の方もインターナショナルスクールに通う子が多いようで・・・(タイの
 ジュニアはかなりの富裕層の子がほとんど)

「タイ国内には在住外国人が多く、英語を初等教育から学びます。これで中学卒業
 するころには英語や外国人に抵抗がなくなるのでアジアだけでなく、アメリカや
 欧州ツアーにも挑戦します。アリヤ・ジュタヌガーンも一昨年は欧州LPGAが主
 戦場でした。」

 と話してくれました。


日本以上に華やかなタイのジュニアゴルフ大会


 アジア大会優勝メンバーのその後の活躍についても井上プロに調べてもらいま
 した。



◎Benyapa Niphatsophon(通称 ギフト)
 2015 LPGAツアーファイナルQT 19位
 5月9日現在 LPGAランク 133位
 ジュニア時代はトゥルービジョンで優勝経験あり



◎Budsabakorn Sukapan(通称 ノック)
 2015 LPGAツアーファイナルQT 2位
 5月9日現在 LPGAランク 134位
 2015にはチャイナLPGAでは2勝
 2013年のアジアジュニア協会サイアムキャンプに参加してトラックマンデータ
 で275ヤード越えを連発していました。



◎Spams Sangchan(通称 オーム)
 2014年まではタイナショナルチームのエースとして活躍。「LPGAツアー
 台湾サンライズ選手権」ローアマ等の活躍があるが、プロ転向後に不調になり
 現在タイLPGAに参戦中。



 これ以外でも、15才のメム・トンカェウさんが今年プロ転向して国内ツアーを転戦
 しながら通信制高校で勉強しています。2014年の世界アマで軽井沢に来たPannarat
 Thanapolboonyaras(通称 サイパーン)も昨年のQT突破でLPGAツアーメンバ
 ーです。



アメーバ「韓国、台湾に代わってアジアのゴルフをリードするタイ」

 女子だけでなく男子もアフィバーンラトとかトンチャイ・ジェイディーなど
 50位以内の選手が若い選手の目標になっています。

 また、LPGAでプレーする選手は、アリヤジュタンガンやパットラム・ポンアノ
 ーンなど6人の選手が名を連ねています。

 今のアジアのゴルフをリードするのはタイの選手たちであり、韓国や台湾の選手
 を超える選手層とレベルの高さを感じます。

 小学校低学年生代からのジュニアの人数が激減して、今後レベルの低下も心配
 される日本の私たちもこれからの10年は、タイをはじめアジアのライバルを
 求めて行った方がいいかもしれません。
 
 秋には、またアジアのジュニア大会に参加します。みなさんもぜひ一緒い参加して
 みてください。レベルの高さやとパワーの違いにびっくりすると思いますよ。











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