ロンドン~マンチェスター(1) | 鉄道で行く旅

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月曜日の早朝です。場所はロンドン・ユーストン駅の近くです。

なぜか見覚えのある風景です。
 

BBCの「シャーロック」でシャーロックとジョンが下宿している場所でした。
 

店主が手招きしていました。本当は、この店でイングリッシュブレックファストを食べたかったのですが、列車の中で朝食をとる都合があったために、この店の利用を断念しました。
 

ユーストン駅前のロバート・スチーブンソン像です。
スチーブンソンは鉄道の個別技術の発明者(インベンター)ではありませんが、それまで個別バラバラに発展しつつあった鉄道関連技術を結合することに成功し、現在につながる鉄道経営の基礎を作り上げた革新者(イノベーター)でした。
 

ユーストン発・マンチェスターピカデリー行のヴァージン・トレインズのペンドリーノです。
 

1等パスですので、1等車客への食事サービスがありました。朝食も選択方式でしたので、イングリッシュブレックファストのプレートを選択しました。
1等車は3両もありましたが、座席は予約済みの席で満席でした。「1等パスを持っているだけであって、席の予約をしていない」ということを乗務員に告げたところ、乗務員が「ヴァージントレインズのツーリストクラブ会員専用席」らしい席を開放してくれました。ヴァージン・トレインズのサービスは食事や飲み物に関しても、ユーロスターやTGV国際線の1等車の食事サービスを凌駕する素晴らしいサービスだと感じました。

【追記】ヴァージン・トレインズは2019年12月7日で運行を終了し、別会社による運行になります。

 

 
マンチェスターピカデリー駅に到着しました。
 

予定よりも1本早い電車でマンチェスターに着いてしまったので、旅行前に予定していなかったオールド・トラッフォード(マンチェスターユナイテッドの本拠地)まで足を延ばすことにしました。画像はマンチェスターのトラムです。
 

オールド・トラッフォードの近くでトラムを降りたら、目の前にキレイなグラウンドがあったので、うっかり、そのグラウンドに入ってしましました。ボビー(ロバート)・チャールトンの像がないので、玄関の受付に座っていた上品そうな女性に、「ボビー・チャールトンの銅像はどこにあるのですか」と聞いてみました。
女性によると「ここはクリケット場です。フットボールのスタジアムは、もう少し先にあります」ということでした。
どうでもいいことですけれど、クリケットは上流階級のスポーツで、フットボール(サッカー)は労働者階級のスポーツです。たしかに、スタンドを、もう一度よく見たら「クリケットクラブ」と書いてありました。

往路の途中で見た、トラッフォードの町役場(区役所のようなものか?)です。1933年の建築です。
 
小生が好む労働者のスポーツのスタジアムにたどり着きました。

スタジアムの壁面に飾られているマンチェスター・ユナイテッドの「ミュンヘンの悲劇(チームメンバーの飛行機事故犠牲者)」の慰霊碑です。
 

スタジアムの正面です。
 

マット・バスビーの銅像です。最初はチャールトンだと思っていました。たいへん失礼しました。
 

ザ・ユナイテッド・トリニティの3人です。左からジョージ・ベスト、デニス・ロー、ボビー(ロバート)・チャールトンです。
私が少年の頃に、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)の「三菱ダイヤモンド・サッカー」というテレビ番組(アナウンサーは金子勝彦氏、解説は岡野俊一郎氏)で、まだ現役だったボビー・チャールトンのプレーを見たことを覚えています。
(つづく)