福島駅の西側(福島~野田)で地上に出てくる阪神電車です。
阪神の福島駅付近は1993年に地下化されました。また、梅田駅は1939年(昭和14年)に地下線に切り替わりました。
福島駅の西側の廃線跡です。
廃線跡が駐車場になっている部分です。後方は大阪環状線です。(福島駅の西側)
軌道跡に建っている建物です。跡地のビルも軌道跡のカーブの形状を保っています。なにわ筋を渡った先にあるホテル阪神も阪神本線の軌道の跡地に建っています。
「開かずの踏切」と呼ばれていた「なにわ筋」の「浄正橋筋踏切道」を上り線側から見たところです。(1992年)
「浄正橋筋踏切道」を下り線側から見たところです。(1992年)
地上時代の阪神福島駅の下り線側の駅舎です。「阪神コーエイ」時代の売店も懐かしいですね。(1992年)
手前の「ふくしまちかどう」というのは、開かずの踏切の対症療法的な存在だった地下道です。今は、この地下道はありません。
2018年9月にホテル阪神(旧福島駅の跡地)に泊まったときの画像です。
ホテル阪神を後にして、廃線跡を梅田方面へと向かいます。
阪神の出入橋踏切道跡付近から見た国道2号線の出入橋です。この撮影ポイントあたりが、阪神電車の開業時の大阪方のターミナル駅(1905年4月から1906年12月)だった出入橋駅があったところです。
出入橋駅は梅田延伸後に中間駅化され、戦後の1948年に廃止されました。
あるビルにあった『黒猫のオブジェ』です。♪黒猫のタンゴ、タンゴ、タンゴ ・・
さすがに出入橋駅~阪神梅田駅(地上時代)の廃線から76年が経過しているため、古地図と現在の地図を照らし合わせてみると、軌道の跡地が今はビルの密集地になっていました。そのため、軌道跡を辿ることができませんでした。
阪神梅田(地上)駅跡付近から見た現在の大阪駅です。
阪神梅田(地上)駅の跡地付近に建っているハービスエントです。
なお、阪神電気鉄道の大阪方ターミナル駅が出入橋駅から梅田駅に延伸された理由は、出入橋駅の近くにあった大阪駅が、それよりも東寄りの現在地に移転したためです。