たかがタスク管理。されどタスク管理。 | Work , Journey & Beautiful

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オルタナティブな学びを探求する

昨日は当社の制作部隊での週一回のミーティング。社員、スタッフが一同に会して(昨日はお休みの人もいましたが)実施するこのミーティングはようやく三回目。昨日湧き上がった議題は

「そもそもタスク管理とは何か?」。

一般的な解釈としてはタスク管理とは、
目的:仕事のQCDを担保するために
目標:各業務の要件、計画、進捗が頻繁に更新され、的確な判断を下すこと
と定義されるのだろう。

なぜこの自明のことを議題にのせたのか?というと「当社としてのタスク管理とは何か?」を明らかにしたかったからだ。

ユニークだったのは(そしてこの議論がはじまったことは良かったと確信したのは)、タスク管理の目的は何か?という問いに対して、
1.QCD(納期に間に合うこと/品質を上げること)の担保するため
※納期とコストは表裏である
2.仕事を楽しむため(誰かだけが苦しい思いをしないため)
という二点が挙げられたことだ。

この二つ目の目的は、はっきり言って一般的な解釈としては無視されるものだ。しかし一度これを価値ある目的だとみなすことで、タスク管理のあるべき姿に、
「お互いのこだわっちゃったポイントが分かる」
「フィードバックが生まれている」
「やりたいことを主張できる」
「様々な仕事の文脈・ログが後から読める」
などの要素が加わる。

そして、こうやってコンセンサスをとっていくことで、きっと僕らならではのユニークなタスク管理の仕方が確立されていくはず。だと思っている。

別に一般的な解釈を無視するつもりはないし、そうすることを薦めるつもりもない。必ず一般化された解釈というのは、様々な人の手を経て、無駄なものが削ぎ落とされ、本質が残されている。その先人の知恵を無視することはあまりにもったいないことだと思う。しかし一方でそれらの最大公約数的な本質を捉えた上で、さらに自分たちならではのエッセンスを足していくことは、きっと出来るし、そうすることで「ここに参加する意味」のようなものが生まれてくるのだと思う。

一般論に捉われず、ではなく、一般論を越えていくっていうのが、クールな組織のあり方だと信じて、今日も色々仕込んでいきます。