28日は

在福岡米国領事館・首席領事のマルゴ・キャリントン氏の講演を聴きに出かけた。

プロフィール等はこちら

アメリカの家庭の変遷 BY マルゴ・キャリントン氏

たいへんに刺激を受けました。

以下、あつメモより。。。メモ

テーマは男女共同参画

もともとシリコンバレーで働いていた彼女、30歳で国務省へ

夫は、外交官になりたいという妻の夢を叶えたいと。
在宅育児パパに。

国連のデータによると、日本における女性の社会参加のレベルは177国中、54位と、決して高くない。


企業・雇用主・職場はどう変化すべきか?

アメリカでは、女性の役員がいる会社は、生産性が高いというデータがある。
アメリカでは、女性労働力は大きな戦力であり、育児や出産でこれを失い、新たな労働力を雇うことは、却ってロスであると考えられている。
優秀な女性は雇用を維持するほうが、コストが低くてすむ。

以下、質疑応答から。

(日本女性は、20代で子どもを産み、30代で仕事ができるようにするのが一番いいのではないか、という男性の質問に対して)

本当に、仕事か育児か、女性がChoiceできるように、希望に沿った選択肢が充実して整っているのか、疑問

能力ある女性、高学歴の女性が、社会にそれを還元できないのは歓迎できない。
そのような女性の場合、家庭に入ると、子どもにプレッシャーをかけてしまいがちではないか。
(たぶん、自己実現できなかったストレスが子どもにいくってことだと解釈 BYあつ)


そもそもアメリカでは、雇用面接時に、
結婚しているか?年がいくつか?子どもがいるか?子どもを持つ予定があるか?
そのようなことを質問してはならないし、質問しない。そのようなことは問題にならない。


(ノルウエーと日本の違いは?との問いについて)
ノルウエーのことは知らないが、①ジェンダー役割について柔軟、②雇用主の支援、③法制度が整っている。


最後に、メッセージ。

女性の専門家、トップ、リーダーが、trend setter として、後に続くその他大勢の女性のために、ドアをあけて引き上げることをしてほしい。
そして、もっと主張してほしい。
情熱をもって。
アメリカでも、戦いはあった。システムはなかなか変わらないのだから。

メディアの果たす役割も重要
この問題を、広く、オープンに扱ってほしい。
単に、強い・パワフルな(どちらかというと否定的イメージで)女性を描くのではなく。

それは、社会の損失である

周りの態度が変わるのを待つのではなく、自分で行動し、変えよ。



以上でした。
これをきっかけに、アメリカンビューを読んでみるとなかなか興味深いです。

アメリカン・ビュー

いろいろなことを考えさせられた時間だった。

(完)