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tetote-sukumoのブログ

スローライフな農業生活をちょっとずつご紹介。

食えない、稼げない、汚い、臭いの4k農業を食える、稼げる、綺麗の3kに!

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ハイサイ。

1日2本は珍しいですが、いつまでも長引かす必要もないので書き切ります。



朝から石巻漁港の変わり果てた姿(元は写真で見た)にすっかり意気消沈してしまったが、落ち込んではいられない。

皆仕事のお休みに合わせて来てくれてるから今日には神奈川に向いて帰らないといけないのだ。

本来の目的である髪を切ることを遂行しなくちゃと一路避難所を目指す。

道中二軒ほど小さい避難所で髪を切る人は居ないか尋ねたが残念ながら居なくて、物資のタバコや生活雑貨のシャンプーなどを置いてきた。

小さい所までは手が回らないらしく大きい避難所に取りにいくか、週に一回の配達以外は自力だそうでまだまだ不便な現状。

折角なので女川のほうにも回ってみた。

石巻からは多少離れているのでこっちはもっと悲惨だ。

漁に出るための湾は石巻ほど整備がされてないので本当に何も残ってない。

高台に残る民家以外はほぼ壊滅。

瓦礫撤去をしている住人?だろうか、ちらほら見える人影に対して髪を切りませんか?とは聞けないほどの空気感。

人間には活力というものがあって、それは生気であり精気なんだろうけど、女川付近の人には言葉が悪いがまったくそれが感じられなかった。。

そらそうだよな。っと思う。

福一があんなことになり、女川原発はまだ無事なほうだったから後回しにされたんでしょうか?

それほどまでに本当に二カ月たってるの?ってくらいに凄惨だったんです。

結局なにも出来ないまま女川を後にしてしまったんだけど、こんな私にももっとなにか出来たかなっといまなら思います。

また石巻に戻ってきて避難所を周り複数名の髪を切った所でタイムアウト。


残念ながら今回のボランティアはここまで。

5ヶ所くらい回って5人で計150人くらいは切らしてもらったと思います。

みんなに感謝。

色んな経験や、こっちまで嬉しくなるような言葉をくれた東北を後に神奈川までまた帰ります。

みんな疲れたでしょうが、各々が何かを感じた一泊二日だったと思います。

うちの団体は石巻市の登録ボランティアに任命してもらい、結局それから1年間は定期的に宮城県を訪れ瓦礫撤去や炊き出しなどのボランティアを継続してきました。

っといっても私は結局その一回しか行けてないので全然偉そうに語れるようなもんじゃないですけどね。

前編に書いたように、私達がしたことは元々ある仕事を無償化してしまうことなので、現地の同業者の首を絞めてしまいます。

その後にも神奈川県下の組合や同業者がカットしに行ったりしたみたいですが、ボランティアセンターから申し訳ないがそこのボランティアは必要としてないっと断られたりしたそうです。

最初から継続して出来ることじゃないとは思っていたけど、運良く?って言葉が適切かどうかわからないが私達は恵まれていたのかもしれません。

あのタイミングであの場所場所に行けたから、あの笑顔やありがとうの言葉を沢山貰えた。

それは5年経っても消えない思い出だし、凄い経験を出来たなっていまでも思います。

一緒に行ったまっつんなんかは頑丈な体を生かし、瓦礫撤去や水路掃除をしに再度被災地入りをしています。


偉いなぁと思います。

継続できるボランティアが一番喜ばれると思うし、なんだかんだ言って必要なのはお金だとも思います。

それの代わりといっちゃあれですが、髪を切れる技術を持っといて良かったなと思えた二日間でした。

5年が経ち、まだまだな部分も多々あるでしょうが復興という言葉も良く聞こえてくる最近は自分のことばかりで正直あまり気にしてなかったですが、再度思い直してみて防災の意欲、あの時会った人達の現在が気になったりもします。

私が住んでる宿毛市も太平洋に直面している場所ですし、南海トラフ地震がここ近年いまかいまかと言われる場所です。

避けれる災害は極力避けたい。

日頃の準備と心構えだけはしっかりしていかないとなと書きながら再確認できたブログになりました。

長くなりましたが、被災地に髪を切りに行った話し終わり。

それではHava a rice day!!


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