リトルバスターズ! EX 感想・レビュー 朱鷺戸沙耶編(ネタバレあり) | 隠れ鍵っ子の泣きアニメの懺悔日記

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人には他人には言えない趣味があってもいいじゃないですか。社会的な地位、ご近所様に対する世間体。本当はそんなくだらないことにとらわれたくないけど、やっぱり気になるから人には言えない。だからブログで懺悔します。実はKeyで涙腺崩壊するのが趣味なんです。

今年、私が見た中でよかった泣きアニメ


3位 天体のメソッド


  12話は圧巻。シャーロットも感動しましたが、「私は知っているのは流星群の夜に泣いているあの子」のセリフですべてをふっ飛ばしました


2位 SAO マザーズロザリオ編


  アスナが主人公のこのシリーズ。前半のバーチャルの世界の楽しい話から、後半のリアルの重苦しい話への展開。Keyばりの展開の持っていきかたはさすがです。1位になれなかったのは最後にもう一展開なかったから。Key作品なら必ず奇跡を起こします。


1位 リトルバスターズ! EX編


  リトルバスターズ!のリフレインの陰に隠れながらも名作ぞろいの3作です。そしてやはり、その中でももっとも泣けるのは朱鷺戸沙耶編でしょう。


ということで今年最後の感想は朱鷺戸沙耶で行きたいと思います。


リトバスメンバーの中で最初から考えられていたキャラ。でも、その完璧さ故に立ち居地がなく、オリジナルメンバーには入らなかったキャラ。理樹との相性は抜群。そのかわいらしさと性格の面白さ、理樹との掛け合いの絶妙さ。ファンが多いのもうなずけます。


そして、前半の楽しい場面から一転した後半の悲しい場面。原作ではこのまま終わるのですが、OVA版ではこのあとどんでん返しがあります。そのためOVA版のほうが面白いです。


評価は☆4つ。かなりの評価です。ネタバレ編は視聴されてから読まれることを強く推奨します。視聴せずに読むと後悔する可能性が高いです。



詳しくはネタバレ編で。



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ネタバレ編



夜の校舎、理樹が一人で忘れ物をとりに行くとそこには少女が銃を持って戦っていた。そして、残されたのは生徒手帳。


「朱鷺戸沙耶」


そうかかれた手帳を持って次の日会いに行く。クラスにはみんなの輪の中にいる愛くるしい少女が。手帳を渡すとお礼を言って別れる


そして、メールが


「先ほどはありがとうございました。屋上で待っています」


そして、屋上に行くと、


「あなたはここで死ぬのよ」


と銃を突きつけられる。


という感じでわけわからない設定でしかも、沙耶の勝手な勘違いで次々と墓穴を掘っていく沙耶。


次々とわなを掛ける沙耶。次々とわなを避ける理樹。あきらめてパートナーになることを提案される理樹。沙耶は闇の執行部から逃れるスパイだったのだ。


(えっとリトバスですよね)


そして、後者の奥に潜むダンジョンに入るため、ローソンじゃないピラミッドを作るのであった。秘宝を探すために。


沙耶は優秀なスパイとして次々執行部のトラップをはずす。


しかし、決め顔の直後におなかがぐうとなったり、約束の時間に寝坊して遅刻するなど、突っ込みどころ満載。そのたび、


「あーはっは。滑稽でしょ。笑えるでしょ。笑いたきゃ笑えばいいじゃない。」と自虐ねたに走る沙耶。


また、ゲーセンではUFOキャッチャーなんかスパイはやらないのよ。といいつつ数分後には夢中になっている沙耶。そしてすぐに自己嫌悪。


そんな沙耶を見て理樹は思い出す。


「前にこの子にあっている」


そう、世界の秘密で何度も同じやり取りをしている二人だった。


そして、互いを意識し始める沙耶と理樹。


足の怪我を理樹が見ると


「処女に手を出したら責任を取らないといけないのよ!」


の名台詞が。


そして、理樹が沙耶にキス。アニメ本編では他のヒロインが成し遂げられなかったことを…


しかし、


「今回の任務が無事終わったらデートに誘ってもいい?」


のセリフ。一気に悲しみ展開に振れます。Keyが本気を出してきました。


そして、秘宝の中身を明かします。生物兵器かタイムマシン。



沙耶は昔、幼いころの理樹にあっていた。それは、戦地を医師として駆け回る父と過ごした生活の中でのひと時の幸せ。


しかし、沙耶はがけ崩れで生き埋めになって、この虚構世界に紛れ込みます。この世界のマスターである恭介が黙認します。ミッションが完了するまで。青春を送れずに旅立つことになった沙耶を受け入れます。


そして、沙耶は最後に恭介を倒し、ミッションを完了します。


そして、実験室に一人ではいり秘宝をあけます。秘宝の中身は生物兵器。


沙耶は悟り、窓の向こうの半狂乱の理樹に声を掛けます。


「遊びに付き合ってありがとう。今日という一日をありがとう。好きになってくれてありがとう。このやさしい世界で理樹君と同じ時間を過ごした私の青春。精一杯、理樹君と駆け抜けた。」

「ありがとう。理樹君」


そして、沙耶は拳銃を自分の頭に・・・


ここで、理樹が夢から目を覚まします。隣には、恭介が。そして、恭介が救いのこと言葉を。


タイムマシンで旅立った女スパイのことを。


そして、名曲「Saya’s song」が流れます。


原作だとここで終わりです。


しかし、アニメだと続きがあります。


あや(沙耶の本名)が目を覚まします。覚えているよりもずいぶん小さな自分の手。そして、自分の姿。本当の秘宝はタイムマシンでした。


そして、あやは出かけます。そして声を掛けます


「理樹君、あそぼー」


いい物語でした。



朱鷺戸沙耶 ゲーム版感想はこちら


笹瀬川 佐々美 アニメ版感想はこちら


二木佳奈多 アニメ版感想はこちら





リトルバスターズ! エクスタシー 携帯ストラップ「朱鷺戸沙耶」





リトルバスターズ!エクスタシー Character Anthology 朱鷺戸沙耶編

あらすじ:

『夜のリサイタル』―校内に広まる七不思議の噂、その一つ『音楽室のピアノ』。地下迷宮で微かなピアノの音色を聞いた沙耶は、噂の調査を始める。それは、男女が過激なスキンシップを取るときによく聞こえるということを突き止めた沙耶は…。『スパイバスターズ!』―謀報員の訓練として鬼ごっこをすることになった理樹。捕まったら拷問の訓練、と言われるも早々に捕まり、沙耶にいたずらをされてしまう。次の日、入れ替わって追う側になった理樹がとった作戦は…。『直枝理樹の華やかなる(?)腰痛生活』―迷宮内で落とし穴にはまり、沙耶をかばって腰を痛打した理樹は、腰痛で動けなくなってしまう。仕方なく学校を休んで部屋で寝ている理樹の元に、沙耶がやってくる。沙耶は看病をしにきた、と言っているのだが…。