true tears パート2です。今回は湯浅比呂美です。
「ヒロインの一人。眞一郎と同居中の幼馴染。麦端高校1年B組所属の同級生。茶のロングヘアで運動するときは髪をポニーテールに結う。1年前に両親が他界し、両親と眞一郎の両親が知り合いだった縁から仲上家に引き取られる。バスケット部に所属しており、1年生ながら背番号6番を任される実力を持つ。成績も学年1、2を争う程だが、それを鼻にかけるそぶりはない。ゆえに友人関係は良好。控えめでどこか影のある性格をしている。眞一郎に想いを寄せているがある出来事から距離を置いている。」
出典:Wikipedia
容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、そして控えめ。そして主人公の幼馴染。そして主人公に恋焦がれている。だけど、ある事情によりその思いを打ち明けられない。
そんな彼女が幾多の困難の乗り越え、障害になっていた事情を排除する。そして、主人公と無事結ばれるかと思いきや、目の前にまさかの史上最強の恋のライバルが立ちはだかる。
その子の名前は石動乃絵。
自分の圧倒的なポテンシャルの高さにもかかわらず、まるで歯が立たない石動乃絵。相手は主人公とすでに精神的なつながりができてしまっている。気づいたら、自分は主人公のことを何もわかっていない。時すでに遅し。だが彼女はあきらめない。
石動乃絵と真っ二つにファン層が分かれる湯浅比呂美。
最強設定のメインヒロインなのに石動乃絵に追い込まれる比呂美。彼女の運命やいかに?
こんな感じの湯浅比呂美です。非常に魅力的に描かれており、true tearsの評価が高くなっている理由に比呂美の情念があるのではないでしょうか。
この続きはネタバレ編で。
石動乃絵編はこちら になります。
尚、☆4つの推奨作品です。いままでの私のブログに共感された方は、本アニメを見られてからこの続きを見ることを推奨します。
以下ネタバレ編
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「会社妻」という言葉があります。会社において仕事を一緒にする時間が長く、本妻よりもわかりあえている同僚。肉体的な関係はないが精神的なつながりがある同僚。
本妻にとって最も厄介で盗られる可能性のある相手。
例えるなら、石動乃絵がその「会社妻」そして湯浅比呂美が「本妻」に当たるでしょう。
相手のことをきちんと理解している異性である会社妻。
他の例で言うと「化物語」「ef」「Kanon」等において会社妻の方が勝利しています。それだけ石動乃絵圧倒的有利な状況だったと思います。
じゃあ、なんで湯浅比呂美が勝てたのか。
それは、他の作品においては、メインヒロインのはずの女の子がもたもたしている間に電光石火のように告白等して勝利しています。
湯浅比呂美も実は同じ。自分の気持ちをきちんと主人公にぶつけたんですよね。石動乃絵が少しもたもたしている間に白黒はっきり付けました。
あのキスシーンが決定的になったと思います。あの時より前に石動乃絵が動いていれば話は変わったかもしれません。
そんな湯浅比呂美であるため、性悪とかそういった評価を受けがちです。でも、逆に湯浅比呂美はそこまで石動乃絵に追い込まれていたともいえます。そのため、清楚な振りして肉体的な魅力をも動員し始めていきます。それが自分でもわかっていてそんな自分がいやにもかかわらず背に腹は代えられない状況に追い込まれています。
「精神的」なものを求めた石動乃絵
「恋愛的」なものを求めた湯浅比呂美
結果は恋愛的なものを求めた湯浅比呂美が勝利しました。
でも、もし、石動乃絵がもう少し恋愛上手で電光石火のように動いていれば勝負にならなかったのではないかと思います。
そして、将来の姿が予測できます。
家業を継いで、比呂美と子供たちと幸せに暮らすけど、夢をあきらめた眞一郎。
夢を追いかけ、駆け出しの絵本作家としてアパートの一室で乃絵と一緒に貧乏暮らしをしている眞一郎。
どっちが幸せなのか? それは視聴者が決めること。
この二人の対比があるからtrue tearsは名作なのだと思います。
石動乃絵編はこちら
になります。
当作品は2008年に発売されたにもかかわらず、マイナーであり、レンタルビデオ屋での入手が困難な状況となってます。そして、放送当初は評価されず、DVDやBlu-rayBOXの流通量が少ない作品になっており、日々値上がりしている状況です。機会があれば早めにBlu-rayBOXの購入の検討をお勧めします。(3ヶ月で5千円上がっています)
また、忘れてはならないのがテーマ曲リフレクティア。Clannadのメグクルや小さな手のひらと同じriyaが歌っています。この曲はこのアニメを知る前から知っているお気に入りですが、アニメを見て改めて聞くとうるうるしてきます。数あるアニソンの中の屈指の名曲と感じています。
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(4,299円 2014年5月現在)
こちら「花咲くいろは」も人気の作品です。PAWAORKSの代表作の一つです。
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