次に目標を達成できなかった場合は、
どこに原因があるのかを検証していきます。
達成できなかった原因は大きく分けて
次の5つの枠組みに分類できると考えています。
(機会)具体的な行動を実行する様なシチュエーションが無かった
(自分)具体的な行動が自分に向いていなかった、合わなかった
(周囲や環境)具体的な行動が現実的に難しかった
(ステップの細分化)行動の具体度が低かった
(設定)目標が高すぎた
製造現場と違って決まった作業がある訳ではないので
QCの手法を生活の中で活用する時は、なかなか思った様な
流れにならない事も多く、計画を実行してみて初めて
課題が見えてくることがあります。
#187に出てきた上の図で見た場合、
(機会)という枠組みでみると、1番目や2番目の内容は
そういった機会に遭遇しなかったら実施できないですし、
(自分)という枠組みでみると、2番目の対立している人同士と
接する事自体がストレスになってしまい、自分に向いていなかったり
(周囲や環境)という枠組みでみると、3番目では母と同居していて
環境的にも難しく、母の過干渉の度合いからも難しいという事が
あるかもしれません。
この様に理想を明確にしながらも、
現実問題として計画を進める事が難しい事も多いので
それらを加味した上で、次の段階である計画の見直しで
軌道修正をする必要があります。
達成できなかった原因については、
上記の5つの枠組みの中で当てはまるものが複数ある場合は
それら全てをピックアップします。
その上で、それぞれの枠組みごとに
詳しい原因を上の図の評価の欄の右側に記入していきます。
スペースが無い場合は、別の紙にまとめて記入して下さい。
次に「計画倒れ」の検証について
見ていきたいと思います。