次に「時間」の制約について見ていきたいと思います。
私は「自分が主役」の人生を生きる上で大切な事は
「心のゆとり」を持つ事だと考えています。
大切な人と心豊かに過ごす時、リラックスする時、
物事を判断する時、集中する時、
そこには「心のゆとり」が必要不可欠なのではないかと
考えています。
そして、「心のゆとり」を持つ為にとても重要な事が
「時間のゆとり」を持つ事だと考えています。
しかし私たちは、自分の責務を果たすため
日々、時間に追われて生活しているのではないでしょうか。
仕事・家事・育児・介護など
それらをこなすだけでアッという間に時間が過ぎて
1日が終わってしまうという事が日常となってしまうと
「心のゆとり」を持つ事が難しくなってしまいます。
責務を果たす事で削られていく「時間」、その制約から
どういったルートを辿って自由になる事がでいるのでしょうか。
私は、それを解決する秘訣は
「費用対効果を最大限に上げる」事だと考えています。
どういう事かといいますと、#49の投稿にもある様に
<最小限のリソースを投下して
最大限のリターンを得る>という事です。
今まで、”10”の時間を使って”10”の結果を出していたとしたら
”3”の時間を使って”10”の結果を出すという事になります。
そして、それを一般的な言葉に翻訳すると
「頑張らない」または、「自分に甘くする」という事になります。
きっとこの言葉は、多くの人にとって抵抗があるではないでしょうか。
しかし、費用対効果を上げるという事は
そういう事になるのです。
そして、「頑張らない」または、「自分に甘くする」という事を
具体的に上げると
・苦手な事は自分ではやらない、得意な人にお願いする
・完璧や合格点を目指さず、最低限を目指す
・自分で出来る事も、周りを巻き込んでやってもらう
という事になります。
私たちは成長過程で
「苦手な事も頑張りなさい」
「立派な人になりなさい」
「自分の事は自分でやりなさい」
「真面目に生きなさい」
そう教えられてきました。
なので、私たちは「頑張らない」事で、「自分に甘くする」事で
「真面目に生きていない」と感じてしまい
強い抵抗が生じるのではないでしょうか。
私は「頑張らない」や「自分に甘くする」という事が
「真面目ではない」という事ではないと考えています。
頑張らなくても、自分に甘くしても
自分が幸せになる事に真剣に向き合う事ができていれば
真面目に生きているという事になるのではないでしょうか。