#161 分析・原因特定 2 | 心の赴くままに

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ここからは、QCの7つ道具の1つ

「パレート図 」の活用方法について見ていきたいと思います。

 

「パレート図」は「パレートの法則」に基づき、

大きな影響を与えている重要な問題を特定する為に活用します。

 

「パレートの法則」とは何かといいますと、

「80:20の法則」とも呼ばれ

「結果の80%が構成要素の20%に依存する」傾向を指す

経験則の事です。

・エンドウ豆の80%が20%のサヤから収穫

・英単語の使用頻度

・都市の人口規模

・売上げや利益が一部の社員や顧客に集中的に依存する

(参考資料:NRI 用語解説 パレートの法則)

 

この事から、影響の大きい2割の問題に対処する事で

全体の8割の結果に好影響をもたらす事ができ

限られた人員やコストの中で最大限の効果を得る事ができます。

 

その2割の問題を特定するツールが

下の図の「パレート図」となります。

 

上の図は例として製造現場で生じた

不具合の件数で作成した「パレート図」です。

A~Eが不具合の内容となり

右側の値が累計比率(多い科目順に不具合件数を累計した比率)で

左側の値が不具合件数となります。

 

不具合全体の8割に対して改善活動を行う場合は

不具合Cまで対策する必要があると判断します。

実際には費用対効果を加味して、

何割まで対応するかを判断します。

 

(ここで補足ですが「パレートの法則」は経験則なので

全てがこの比率に当てはまるわけではありません)

 

次回では、この「パレート図」を

自己分析に応用する方法について

見ていきたいと思います。