#147 自律性 14 | 心の赴くままに

心の赴くままに

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前回の投稿で「好きな事に挑戦する」事、

そして、少しずつそこに繋がる行動を

増やしていく事について触れました。

 

何かに挑戦するとき、1つ注意する事があります。

それは、目標を外的動機付けに由来する、

いわいる外的成功に置いてしまう事です。

 

外的成功に目標を置いてしまう注意点について

前出の「無気力の心理学」(#106)の本の中で

 

<内的な充実化に裏打ちさてない外的成功の効き目は、
長続きしないのである。>(P137)

 

<成功によって効力感をもちつづけるには、

たえずチャレンジし、成功しつづけなければならない。
それも、しだいに大きな成功をめざさなければならない。

 

一般に、外的報酬の効果は、繰り返し与えられていると
低下してしまうからである。同じ水準の報酬では
効き目が弱くなってしまうのだ。>(P137)とあります。

 

外的成功を追い求めてしまうと

それを手に入れたとしても

次から次へと更なる成功を求めてしまう事になり

心が休まる時がなくなってしまいます。

 

さらには、外的成功を目標にして失敗してしまうと

#121にある様に<手ひどい無力感を味わうこと>となり

自尊心を傷つけてしまう可能性があります。

 

前出の本の中で

<人々のもっている自尊心は、ささいな状況的な要因によって
簡単に傷つけられるものだ。>(P149)

 

<ランガーたちは、「重要でない」というレッテルをはられたり、

ないしはそれが暗示されるだけで人々は意欲を失う、

と考えるのである>(P148)とあります。
 

外的成功を手に入れる事が出来なかった時

喪失感から自分を責めてしまったり

社会から認められなかったと思い込んでしまうと

 

本来、価値ある自分の才能や特技に対して

自信を持つ事ができなくなってしまったり

挑戦する事自体を避ける様になる可能性があるのです。

 

それでは、私たちはどこを目指して

挑戦する事が望ましいのでしょうか。