このブログを書き始めて、間もない頃
厳しい状況になりそうだと見え始めました。
そして、#80にある様な状況が
9月いっぱいまで続きました。
この期間に私が味わった感情は
厳しい状態が続く事への「恐れ」
その結果としての将来の「不安」
今ある幸せが崩壊してしまうのではという「恐怖」
でした。
これらの感情を突き詰めると、そこには
「自分にはどうする事もできない」(セルフイメージ)
「状況は変わらない」(環境に対する諦め)
という「ものの見方」があった様に思います。
これらは、#107にある様に
「無力感」の根底にある2つの要素と同じものです。
言ってみれば、この2つが
私たちの人生を制限している大きな要因
(リミッティングビリーフ #51、#52)ではないでしょうか。
私は以前のどん底の時や、今回の長い期間にわたり
「恐れ」「不安」「恐怖」を味わう中で
#37にある「安心感」が、
幸せな人生を生きる上でいかに重要かということを
ひしひしと感じました。
そして「安心感」に欠かせないのが
「自分の働きかけで、状況を変える事ができる」という
「自己効力感」だと感じました。
私の経験を振り返ると
「無力感」の中にいる時、解決策への視点が
「自分にはどうする事もできない」「状況は変わらない」
という捉え方をしている為に、
とても狭く限定的だったと思います。
本来、目的を達成する為の方法や道筋は
無数に存在しているのですが、
「常識」や「一般論」に囚われてしまい
選択肢が極端に少なくなってしまうのです。
しかし「自己効力感」を持っていると
#110にある様に「(状況を)克服する意欲」がある為に
あらゆる方策を模索することができ
それが状況の打開に繋がっていくのではないかと感じました。
そして高い「自己効力感」すなわち
「自分は状況を打開する事ができる」(セルフイメージ)
「状況は変えられる」(環境に対する認識)
という感覚を持つことができると
何が起きても、どんな状況でも
それを乗り越えていけるという「安心感」に
繋がるのではないでしょうか。
そして今回、私は強烈な「恐れ」「不安」「恐怖」を
体験する事によって、その反対側にある
自分の本当の願いを浮かび上がらせ
明らかにする事ができました。
そう考えると、人生の苦難やどん底は
自分の心からの望みに気付くための
「ギフト」なのではないかと感じています。