彼女は光に (56)夜 乙女は死のうとして 死ねないでいる 死は緩やかに近づく 諦め顔をしながら 音 音は母のように包み込む 夢見るは許された まぶたを閉じようと 風 吹かれて進む御魂 浄福 光 彼女は光 光に