第6章では、私が抗がん剤治療の中で経験した “心の変化”について書いていきます。
◆治療開始までのカウントダウン
ついに、初めての抗がん剤治療の日がやってきました。
これから1回/月 × 4セット の治療が始まります。
いつものように洗面をして、朝ごはんを待つ。
けれど緊張のせいか、ご飯粒が喉に引っかかりそう。
「帰りたい…」と内心ジタバタしているところへ、
お姉さん(同室の先輩患者さん)が近づいてきました。
「teruboさん、朝はしっかり食べるのよ!」
そう言って自家製の梅干しをくれたのです。
思いがけないその優しさが、胸にしみました。
食事を終え歯磨きをして日課の朝ドラを見るが、
話が頭に入ってこない。
ぼーっと画面を眺めていると、
主治医と看護師さんがやってきました。
「逃げ損ねたわ…」と思った瞬間、
お姉さんがカーテンをスッと引きながら言いました。
「今日はteruboさん笑えないからね。みんなで静かに笑うわよ。」
「アッ、わたしだけ隔離された・・・。」
なんだか少し、心細い気持ちになりました。
バイタルチェックが済み、まずは普通の点滴から。
ここまではいつも通り。
そしていよいよ、主治医が抗がん剤のビンをセットしました。
カーテンの向こうから、小さな声で
「がんばって。」
と聞こえました。
◆“7秒後”に起きたこと
薬が入って、ほんの7秒ほど。
突然、身体の奥からせり上がるような吐き気が襲ってきました。
「?!」「うわ〜〜💦気持ち悪い…!」
我慢しようとしてもどうにもならない。
嘔吐が止まらず、声にならない唸りが漏れる。
カーテンの向こうで、みんなが小さく
「がんばれ…」
とつぶやいているのが聞こえる。
お姉さんは落ち着いた声で言いました。
「大丈夫、大丈夫。死にはしないからね。」
そしてもう一言。
「今日はteruboさんの分まで、みんなで笑うよ。
みんなで免疫力上げていこうね!」
くすくすとした笑い声が、カーテン越しに広がる。
「みんないてくれてるんだ・・・。」
その声は、不思議なほど優しく、心地よく耳に届きました。
予定通りその日の投与は終了しましたが、吐き気はなかなか
おさまらず。
夜中もえずき続け、その状態が数日続きました。
◆後半戦、そして“気づき”
ようやく落ち着いた頃、1回目の後半戦がやってきました。
薬の種類は違い、量も少なめ。
それなら少しは楽かも…と思っていましたが、
その威力は想像以上でした。
「あと3回、これをやるのか…」
そう思うと、気が重くて仕方ない。
とても耐えられないように感じました。
そんな私の様子を見て、諸先輩方が声をかけてくれました。
「大丈夫よ。治るからね。」
「みんなも通ってきた道だよ。一緒に頑張ろうね。」
そのとき、私は初めて気づいたのです。
私は“病気を治すのは自分自身だ”とどこかで思い込んでいました。
でも実際は——
患者自身の生命力だけではなく、周りにいる人たちの生命力も、
同じように大切だったのだ と。
あのカーテンの向こうからの小さな声、
くすくす笑いながら応援してくれた人たち。
あの人たちの存在が、どれほど自分を支えてくれていたのか。
今になって、胸がじんわり温かくなるほど感じています。
💬 読者の皆さまへ
今日も読んでくださって、本当にありがとうございます🍀
もしあなたにも、
「初めての治療の日」「怖かったけれど前に進めた日」
そんな思い出があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
あなたの一言が、きっと誰かの勇気になります🌈
一緒に“ジタバタ”しながら、少しずつ前へ進んでいきましょう🌷
🕊️ teruboのひとこと
今、不安や迷いの中にいるあなたへ。
どうか自分を責めずに、
「ジタバタしている自分も悪くない」
そう思ってください。
そのジタバタこそ、あなたが“生きようとしている”証です🌈
生命力を改善する方法
太陽の光を浴びる。
朝起きたら3分間窓際で、朝日を浴び深呼吸しましょう。
曇っていてもカーテンを開け、朝の光を感じましょう!
1日3回以上笑いましょう。
声を上げて笑いましょう。
笑えない時は、鏡を見ながら作り笑顔をしてみましょう!
📖これまでの記事
🩺 第1章:告知の日、心が止まったあの日
💧 第2章:手術に向けて、涙と覚悟のあいだで
🌸 第3章:退院の日、思わぬ“自由”の重さ
🔥 第4章:抗がん剤治療に向かうジタバタな日々
🌈 第5章:抗がん剤治療開始の日。心の中で起きた小さな変
化
第6章:抗がん剤治療が始まる カーテンの向こうから聞
こえたエール(←今ここ)
次回は
👉「本当に隔離されてしまった、ジタバタteruboのお話」
をお届けします。どうぞお楽しみに💖