物心ついたころから、私は人の心「本音と建て前」「裏表」「矛盾」・・・に関心があった。
大人は(主に母親だけど)
・嘘をついてはいけない
・いい子にしなさい
・友達は大切にしなさい
・人に意地悪してはいけない
・困ってる人には親切にしなさい
等々、沢山のいい人間になるための禁止事項を提示していた。
言葉を知り始めた頃は、「そうなんだ。大人はみんなそういう風に生きているんだ。」と思っていた。
言葉に含まれている色んな意味合いが分かるようになるころから、「え~~~!?」
「なんで~~~???」と思うことが少しずつ増えた。
「言ってることとやってることが違うんじゃない?」「それ、おかしかろ~~~?」
「なんでそうなる~~~???」
はじめは大人に対して思っていたが、そのうち交流関係が拡大するにつれて対象の範囲も拡大していった。
ある日、母の言動に矛盾を感じ「違うと思う・・・」と言ってみた。
日頃は「人の話はちゃんと聞きなさい!」と言っていたのに、返って来たのはゲンコツ!!予想をはるかに超える痛さだった!!(時は昭和40年初期・・・あるある)
それから母に意見をすることはなくなった。
「それ、おかしかろ~~~?」「なんでそうなる~~~???」と日々の観察は続けたけれど・・・・・