こんにちは。
水中写真家のTERU KUDOです。
今回は伊豆半島の撮影へ5日間行ってきました。
なかなかこの時期は風の影響等もあり、予定では1週間でしたが少し早くに切り上げて5日間となりました。
その中、撮影が出来たのは3日間。
それでも素晴らしい撮影が出来たことに感謝しています。
初日は今期その魅力の虜にされてしまった伊東の海へと撮影に行かせて頂きました。
お世話になっているのが【ダイブファミリーイエロー】さんです。
少しご紹介を。
いつも伊東の海をご案内して下さるガイド会所属のヒデさん。
実直で、常に全力で、時に厳しいところも持ち合わせているけれど、信頼のできるガイドさんです。
そんなヒデさんから案内される伊東の海は素晴らしく、底なしの魅力を感じさせて頂いています。
僕自身も毎度少し緊張感を持ちつつ・・・
何とか期待に応えられる様に頑張らせて頂いています。
伊東の海を潜るときは、皆さんも是非!
ヒデさんにお願いしてみてくださいね。
ちなみに、伊東の海は正直本当に難しい海だと思っています。
特に作品撮りとなると、僕自身納得のいくお写真は未だ撮れていません。
勿論それはどの海でも言える事ですが・・・
ここ伊東もまた、僕にはまだまだ撮れていないと言うのが正直な気持ちです。
【ハナダイやサクラダイが居なくても、スカシテンジクダイの群れはまるで雪吹雪のように舞っていました】
そして、今回の伊東での撮影はワイドも勿論ですが、実はマクロ撮影も目的の一つでした。
それが『マダラハナダイの幼魚』です
【お約束通りInstagramでは未公開のお写真を】
本当は、一番狙っていたのがカンザシフウセンゴカイとマダラの作風でした。
しかし残念ながらフウセンゴカイ抜きになってしまいました。
タイミングに左右されるので、次回の課題です。
さて、伊東の海といえば『五島根』が有名で、豊かなソフトコーラルとハナダイの群れ達との情景は圧巻です。
【ソフトコーラルが満開になると更に美しい景色をうみだします】
今期は残念ながら満開とまではいきませんでしたが、それでも豊かなソフトコーラルとハナダイの群れとの情景は本当に美しいです。
五島根は夏季限定のポイントとなりますが、今期なんと11月15日まで伸びました。
今回は撮影日記なので、詳細に関しては改めて『撮影地のご紹介』の時に書かせて頂きたいと思います。
今日は、今回撮影したお写真を
【まるでギャラクシーですよね】
本当に美しい海でした。
そして伊東から移動して、西伊豆の田子へと行ってきました。
お世話になっているのは、西伊豆マリン 海kai & 潜水屋 甚兵衞さんです。
僕がまだビギナーダイバーだった頃から、松浦(うっきーさん)さん、大城(エリックさん)さんにはとってもお世話になっています。
そして水中写真家となってから各地域へ撮影に行くことの多い僕を、いつも暖かく迎えてくださっています。
そんな田子のこの時期は、なんといってもサクラダイ雄の群れです。
【サクラダイ雄の群れているこの場所については、ダイブマスター以上の限定ポイントとなります】
普段は水深50メートル超の深場にいる雄たちが、求愛・産卵のために浅場まで上がってきます。
※とはいえ深くダイバーの潜れるギリギリです。
但し、このポイントまで行かなくても、同じくサクラダイ雄の群れを見ることは出来ます。
ちなみに今回、大潮の干潮後、激流を味わってきましたが相当なものでした。
神子元島や、八重山のヨナラ水道等の激流とはまた異質な流れで、大きな根に当たった潮がまるで洗濯機の様な流れを産みます。
まるでビル風のような?そんな感じです。
今回は敢えて、その激流を知るために入りましたが、ここを潜る時はガイドさんの判断がとっても大事です。
しかし潮を間違えなければ、とっても穏やかで素晴らしいポイントです。
エントリーしてすぐ、物凄い数のハナダイ達の群れが舞っています。
【竜の首と呼ばれる根からハナダイ達を見上げて】
更にハナダイだけでなく、魚影も濃くてその光景は圧巻です。
【最終日はお天気に恵まれて、潮もなく魚たちも優雅に群れていました】
さて、書き出してしまうと・・・どうしても長くなってしまうので、田子についても『撮影地のご紹介』の記事で詳しく書きたいと思います。
最後に一枚。
これは前回ですが、この時群れ群れでした。
さて、来週末からは奄美大島へと行ってきます。
クジラたちの前に、今期は最後となる奄美大島ではマクロメインでの撮影をしてきたいと思います。
ホームページでもニュースでご案内もしていますので、たまに覗きに来てください。
今日も読んで頂きありがとうございました。