何のためにWAXするのか? | Ken's Blog

何のためにWAXするのか?

たまに備忘録的に書きとどめたくなるスノボ板のメンテのお話。

 

5年前もこんな事を書いてた。

快適に走る板で一日を楽しみたいから、今も色々試したり研究してる。

 

情報や知識もアップデートしながらね。

 

前のブログでも書いてるけど、トップワックスは・・・

 

やっぱり『NotWax』が最強だと思ってる。

 

俺の周りもみんな使ってる。

 

だけど、世間じゃイマイチ使用してる人が少ないんだよなぁ。。。

ソールを痛めるとか良くないって言ってる人の声もネット上であるが、10年以上使ってて一切そんな事もないんだけどなぁ。

 

 

 

 何のためにWAXするのか?

 

では、本日のお題。

 

スノボ板にワックスするのはなぜ?

 

そりゃあ、良く走る板が扱いやすいし、楽しいからでしょ?

 

その為に俺もベースワックスはアイロンでホットワックスしてます。

何ならホットワックスが趣味ですwww

 


ホットワックスの定義として・・・

 

①高温~低温のワックスを順に何回か入れてベースを作る。

 

②ベースは入れる回数が多いほど浸透する。

 

③雪温に合ったベースワックスを使う。

 

↑以上の3点...嘘ではないんだけど、無意味でした。

 

①②に関して。

ソールの特性上、回数を重ねたところで浸透率は変らないらしい。

大事なのはソールをプレヒート(温める事)が重要。

詳しい説明は端折るけど、要はソールの素材ポリエチレンを熱で温めてやりワックスの入る溝を広げてやらないと浸透しないって事。

塗る時にアイロンを使うから熱を加えるけどそれだけじゃ不十分。

塗る前に十分にソールを温めておく必要がある。

冷えた状態(温めてない)で回数を重ねても、あまり浸透しないから無意味って事なんだよ。

 

でもね...ワックスメーカーはベースワックスは何回も重ねる事を推奨してるんだよね。

 

そりゃそうだ。ワックスをたくさん消費してもらわないと儲からないもんね。

 

プレヒートして1回だけのワックスした板とプレヒートしないで5回ベースを重ねた板。

 

どっちが板の走りが良いと思います??

 

この実験はいろんな状況下が検証してきました。

 

結果・・・。

 

「どちらも変わらないwww」

 

滑走性、持続性ともに大差ありませんでした。

 

つまり、ワックスメーカーがベースを重ねる事を推奨してるのは間違ってはない。

 

しかしですよ。

 

ソールを温めて1回のワックスで良ければ、それに越したことはないよね?

 

そういう事です。

 

 

そして③について。

これもいろいろ検証したけど、暖かい日に低温ワックスでも、高温ワックスしてきたのに予想以上に寒かった日でも…あまり変わらないのだよwww

 

ワックスメーカーに言わせりゃ、温度帯を間違うと板が走らないなんて言うけど・・・。


そんなに違わない気がするんだよなーw


 

乾いた雪だったりシャバ雪だったり、雪の水分量とかの違いで、メーカーもワックスの温度帯を分けてるんだと思うけど・・・。

 

実際は温度帯をはずしたところで滑走性はそんなに変わらないと言うのが俺の見解です。


ただ...持続性に関しては温度帯が違うワックスだと多少はおちるかなーっとは思う。。。

 

で、数年前からお世話になってる某チューンナップショップの店長さんが、「ベースはシーズン通して硬いワックスしか使ってない」

 

と言うんですよ。

 

理由は「汚れが付きにくいから」

 

え?それだけの理由??

 

って最初は思ったんだけど、まさにコレが理論上一番的を得てる事だった。

 

 

そもそも滑走性を悪くする原因はソールの汚れ。

そしてケバ。

これが抵抗になって滑走性が悪くなる。

 

これも試してみたけど、綺麗にクリーニングしてケバ取りした板はワックス無しでも結構走るんだよね、実際。

そして汚れてくると走らなくなる。

 

つまりですよ。

 

ワックスの成分で水分や摩擦抵抗を減らして滑走性を上げる。

と言うよりワックスで板を保護し汚れを付きにくくして滑走性を保つって考えた方が正解なんじゃなかろうか?

 

そういう意味合いで考えると…柔らかいワックス(高温用)は不要で硬いワックス(低温用)一択ですよね。

 

 

結論。

 

「なんのためにWAXするのか?」

 

ズバリ!板の汚れ防止のためです。

 

 

色々試した結果、ベースに低温ワックスをして、トップに液体フッ素のNotWaxを塗る。

↓施工後


このやり方が一番汚れを拾わない。

事実、滑走後の汚れが明らかに減った。

 

雪って結構よごれてるんだよね。トップシーズンのパウダーでも。

埃とか土、黄砂、リフト降り場やキッカーとか固める為に撒く硫安・・・。

 

NotWaxのフッ素と硬いベースワックスで汚れを防止する。


今のところ、これが最強です。




 

 

 

 

俺のやり方、俺が得た知識が全て正しいとは断言はできない。

もっといいワックスがあるかもしれないし、良いやり方があるかもしれない。


あ。重要な事を最後にもう一つ。


滑走後の汚れ落とし。


当たり前だけど汚れを徹底的に落としてからワックスする事。

ホットワックスだけじゃく、ペーストや液体などの簡易ワックスの場合でも。


リムーバーで拭いた後、ブラッシングしてスクレーパーで汚れとケバをよく取る事。

これは絶対。


どんなにいいワックスでも汚れたソールじゃ全然効果ないので。


それに前半でも言ったけど、汚れをよく落とした綺麗なソールならワックス無しでも充分走ります。

 

まぁ長々と書いてしまいましたが、もう別に大会に出たりするわけでもないから、1日快適に板が走ってくれればいいんです。

 

その為のメンテはどうすればいいのか?

 

という観点からのあくまで個人的見解と実証実験からの考察です。


なので、異論反論は受け付けませんので…あしからずwww😂