これから10万年先の未来、地球はどうなっているのだろう?


 26日、『100,000年後の安全』というフィンランドの映画を観た。核廃棄物を処理する方法は、未だ確立されていない。世界中には25万tもの核廃棄物があると言われている。


 フィンランド国会は、首都・ヘルシンキから240km離れた島の地下深くに高レベル放射性廃棄物の処理場を建設している。それは、およそ200年かけてのプロジェクトだ。


 地球が誕生しておよそ45億年。私たちの祖先、ホモ・サピエンスは10万年前にアフリカで誕生したとされている。これから10万年後の人類はどうなっているのだろう? 言葉も今と同じなのか? 現代のこれだけの文明・文化はどうなっているのだろう? 今の人類は存在しているのか?


 現代の技術で地下埋蔵施設を作ることは出来る。しかし、100年先の世界も分からないのに、

10万年先の将来の人類に、

「核には絶対に触れるな」

ということをどうやって伝えていくのか?  フィンランドは想像もつかない未知の課題を抱えている。


山の彼方の空遠く「幸い」住むと人のいう…。

上田敏:訳 カール・ブッセ 『山のあなた』 より



参議院議員 寺田典城 オフィシャルブログ Powered by Ameba-110726映画チラシ ※映画チラシより


『100,000万年後の安全』   渋谷・UPLINK 他で上映中

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