体色
体色に関しては思うことが色々あります。
ブラックリムや体色の黒さは、冬場の寒さがより黒さを強くするように感じます。
一般的に、ブラックリムは、背地反応があり、白い容器に入れると、このブラックリムは消え、黒い容器に入れるとより黒さが出る傾向にあります。
これは背地反応があるからこそだと思います。
それとは別に寒さなどの水温の影響は多分、より生き延びるための防衛反応に感じます。
例えば、夏場は黒い容器、服、袋、車が熱くなる。これは皆さんにも経験があるはずです。
逆に白い容器などは光を反射することが話題になります。夏場の紫外線をより反射することで、帽子をかぶっていて日焼けすることがあります。
光をより吸収しやすいが黒、光をより反射しやすいのが白、だと分かります。
それがメダカにも起きているように感じます。
私の感覚でお話しますが、体外光のようなメダカの表皮が鏡のように光るタイプはより光を反射するように夏場はなる気がします。
つまり、体外光が強く出やすい傾向にあるという意味です。
逆に、黒い体色のメダカは、私の感覚で、薄くなるのが夏だと思っています。
背地反応のないメダカは例外として、ブラックリムのような環境要因で変化しやすい形質は、周りの環境に大きく影響するように感じます。
もし、黒い個体をより黒くしたかったら、冬場に寒い場所にある方が黒さを増すように感じます。
多分、体温を少しでもより維持するためにそうしているのではないか?というのが私の結論です。
ラメ
ラメに関しても、皆さんにも感じたことがあると思いますが、ラメも環境要因があるのではないかと感じています。
ラメは、結局のところ、鏡のような働きがあると思っています。
体外光との違いは今のところ、よくわかりませんが、なんとなく、夏場の雰囲気でいうと、ラメは鱗の上にのる感じですから、より光を乱反射しやすいため、増えやすい様に感じます。
ただし、ラメは一定の水温以上になると体外光に変わっていくようにも感じています。
元々はラメが強い個体であったのに、高水温が維持されるとラメの反射では体温が上がるのが避けられないため、鱗1枚1枚のラメの反射をやめて、のっぺりとした体外光のような光り方に変わっていくように私は感じています。
より日当たりがよく日照時間が長い夏場の水槽によく見かけるので、やはり昼間の日差しが強い場所は高水温になり過ぎないように日陰を作ったり、すだれなどを利用して半日陰という状態にした方がラメが消えにくいように感じています。
あくまで私の経験でものを書いています。
ラメを増やしたいなら、高水温であることより光の当たる時間が重要なのかもしれません。
いずれ実験してみます。
同じ日照時間で、水温が25度と30度で同じ兄弟のメダカのラメに差が出るか調べてみたいと思います。
もちろん、逆もあるかもしれません。
同じ水温、仮に28度にしておいて、日照時間を10時間と13時間でどれほど差が出るのか調べてみたいとは思っています。
ただこの日照時間を減らすのは産卵を阻害するため、この影響がある可能性もあるので、少しためらわれて実験出来ていません。
どの実験も1つの要因を変えたつもりでも1つの要因の結果に2つ以上の効果が出たことで結果が変わってしまうこともあるため、難しい限りです。
ヒレ
ヒレに関しては、遺伝的要素というより環境、特に温度と大きく関係している可能性があると思います。
ただこれが病気の原因になってくることもあるため、冷たい水は安易にヒレを伸ばす、と聞いても実行しにくいです。
ですが、実際には高水温の方がヒレは伸びやすい傾向にあると思われます。
これは、病気になりにくい、という点
よりメダカの活性が上がることで成長が促される
などが理由でしょうから、これは水温としては大きな要因になるのは当然です。
ただ越冬とこのヒレの関係を見ると、長いから病気になるか、と言えば、そうでもないです。
より水量が多い場所で飼育しているのならば、水温の変化もより小さくなります。
ですから、メダカの病気になりやすさは、この水量に大きく関係しているといっても過言ではないはずです。
ヒレを伸ばしたい、立派なヒレにしたいと思うのならば、水温管理は最重要ではないかなと私は思っています。
放置してうまくいくなら、そうしますが、そうではないように感じています。
以上、3つの形質は水温と大きく関係していると思っています。
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