意外と痛みの訴えに漢方薬が効果を上げることが多々あります。

 

多い訴えには頭痛・下肢の疼痛や帯状疱疹後神経痛などです。珍しい訴えには背中の痛みや口の中の疼痛があります。

 

 

どの痛みにも、当たり前ですが鎮痛剤が使われ、プレバガリン・ロキソニン・アセトアミノフェンなどがあります。短期てきに治ればよいのですが、慢性化した時は平行して痛みの本質に対する治療や処置をしなければ、飲んだらよいが、飲まないと痛いの繰り返しになります。

 

原因のわかるものは、手術なりで治療を高めることができますが、往々にして原因不明の場合があります。こんな時は漢方薬も一つの治療方ですのでお試しください。

 

  老年化による下肢の痛みに効いた例

 

    77歳の男性。3年前から左の腰から膝にかけてしびれるような痛みが

    動くとでて、検査の結果では原因不明で、座骨神経痛と言われ、整形外科に           

    て鎮痛剤と湿布をもらい治療を続けてきたが、痛みが楽にならず、隣県から 

    わざわざ車でお越しになる。

 

 

    小柄、やせ傾向。整形外科以外での治療はしていない。

    症状は椅子やベッドから立ち上がる時に、右より左に強い

    痛みが出て、しばらく静止して痛みが治まるのまってから

    歩き出す。入浴で楽になる。舌は赤く、白苔がある。

 

    初めに芍甘黄辛附湯(シャカンオウシンブトウ)を煎じ薬にて

    服用する。少し良いが下痢きみになる。そこで年齢(高年齢)

    なことと、症状が年余に渡ることから、筋肉低下も含めて、

    補気・補血作用もある十味剉散(ジュウミザサン)を煎じ薬に

    て服用すると、今度はピッタリ合って、1週間もしないうち

    に痛みが消えて、近所へ卓球をしに行くまでになった。