AIの描いた絵と知らされず、賞をとってしまった絵があることは有名だが、
私たちは専門家であっても本物と偽物の区別はつかなくなってきている
そして、なにをもって偽物というのかわからない。
AIが作っている絵や曲は、あらゆるもののパクリだという人がいるし、
著作権の問題というひともいるが、
同人誌がそうであるように、グレーな著作権はあり、
また、多くの漫画や絵画は模倣からはじまるわけであり、
丸パクリはよくないとか、構図パクリ、デザインパクリの問題はあるが、
歌詞も分解してみたらにたりよったりなことを言っていることも多く、
もちろん、その中でぶっ飛んだ
そして、超個性的なものは
AIにだって生み出せるだろうが確率は低くなる。
それは人間も同じで、そういうものができるのは奇跡だ。
何が売れるのかというのは、
その作品のよさだけが要因ではないのは、古くからそうなのだろう。
ともすると、
すべて境界をひいて、こちらからは○○です
としてしまうよりも、
もっと境界をあいまいにしていったほうが、
どんどん楽しい世界にむかえるのではないだろうか。
最初に生み出した人はもちろん価値は高いが、
そこに金銭のみをもとめるのではなく、
本質的な価値や評価。
そして、それはすぐに模倣され溶けて吸収されていく社会。
ほり続けることを決めた人だけがうっかり見つかる埋蔵金
そんな社会の境界線が溶け始めたとき、
戦争を起こす必要もなくなっていく。
境界はとりはらうものだというひとがいるが、
それはそれで間違っていない。
しかし、だからといってすべてが混ざり合って生きる必要もなく、
あなたのことは私は嫌いです
ということも大事だと思う。
それでもお互いに社会の中で生きていく。
相手の否定を他者に求めない。
そういう考え方もあるよね。
と、思えばよくて、その考え方に自分がなる必要はない。
意見が違っても、
考え方が違っても、
それぞれの世界があっていい。
みんながもし否定してきても、
あなたはあなたのままで素敵だし、
わたしもわたしのままで素敵
そんな思いを込めて、歌をつくりました。
どうぞ