コンプリメントトレーニングは、項目すべてを同時進行で進める。網を編むイメージ。

 

毎日の電話相談を受けていると改めて気づきました。コンプリメントトレーニングの取り組み方が分かっていない方が多いのです。

 

開始資料をかなり分かりやすく書いていても、コンプリメントトレーニングが分かっていないために、文意を読み取れないていないのです。

 

開始資料を読む方は、自分の経験知で読み取ろうとするようです。起承転結のように読もうとしているのだと思います。階段を一つ一つ昇っていけば目的地に到達するような読み方です。この読み方では、コンプリメントトレーニングを理解できないのです。

 

起承転結は、物語の読み方です。この読み方ではコンプリメントトレーニングを効果のあるものにできません。

 

また、理解できていない方は親も子どもも不安になります。この不安が高じるとコンプリメントトレーニングを子どもが嫌がるのでやめますとなります。子どもが嫌がっているのではなく、不安なだけです。不安にしているのは親の不安です。

 

よく私が言っているように親の不安は子どもの不安を2倍にします。子どもの状態を

見るとこれはコンプリメントの効果がないと考えるのだと思います。

 

効果がないのではなく、不安なだけです。突然に、コンプリメントされると、それまでの親がおかしくなったのかと不安になっているのです。

 

さて、コンプリメントトレーニングは、起承転結ではありません。詳細に読み取れば起承転結かもしれませんが、その一つ一つの過程が大きいのです。簡単に言えば、すべて同時進行、すぐに変化は出ないが同時進行。

 

親子の信頼関係を構築して次に進むものとよく言われますが、それは間違いです。親子の信頼関係など3年先にできることですとお話ししています。

 

コンプリメントトレーニングは、網の目のようにつながっていますから、同時進行で、全ての項目を編み上げていきます。網がネットワークのようにつながり始めると子どもに動きが出ます。このようなイメージでコンプリメントトレーニングを進めていきます。

 

何かを禁止したら動きが出るような考え方は、起承転結です。コンプリメントトレーニングの初期は、起承転結で考えていましたが、20年間の実証研究で、それでは子どもの意志の力を育てられないことが明らかになりました。

 

禁止して、排除していくのは「力で再登校させることと同じ」です。これは、自分の意志の力で動いたのではありません。

 

不登校を治すのは教育の力です。教育は育てるものです。意志の力で登校していけば、不登校は治るのです。治すには、時間がかかります。時間はかかりますが、それは大きなネットワークを作っているからです。

 

この大きなネットワークを作らなければ、すぐに元の不登校と同じ状態に戻ります。コンプリメントトレーニングは、ネットワークを作るために必要な項目をトレーニング開始時から同時進行で編みこんでいきます。

 

一つ一つを完成させるのではなく、一つ一つの項目が絡み合って、すべてを同時に完成させます。編み込みに必要なものが、コンプリメントです。リソースを親の愛情と承認で自信の水をつくり、それがコンプリメントトレーニングのチェック項目を編み込んでいき意志の力で動き始める子どもを育てていきます。

 

コンプリメントの統合もしていますので、道徳心に裏打ちされた意志の力です。

編み込みには、インプットを使います。インプットは繰り返し同じことを言って考え方を刷り込みます。刷り込んだ考え方が自信の水が溜まると動きに変わります。コンプリメントの「したこと・できたこと」の動きをリソースとしています。このことから編み込んでいることが分かると思います。

 

と言いつつ、簡単に考え方は変えられません。再トレをして初めて分かったと言う方もいます。考え方が分かっていなければ、網になっていません。項目のいくつかを必要ないと勝手に思い込むのです。

 

それを続けていけば、ネットワークの網になっていませんから、例えば網になっていない網のようなもので魚はすくえません。項目が抜けていますから、ネットワークにならないのです。そのために再度の不登校にしてしまうのです。

 

「コンプリメントはしていました。ノートにも書いていました」と言いますが、項目はすべてしていましたと言う方はおいでません。コンプリメントは、項目があってこそ編み込めます。項目が抜けているとネットワークにはなりません。

 

電話相談を毎日しているのは、メールで返信してもコンプリメントトレーニングが同時進行で編み込んでいることが理解できていないと返信が読み取れないからです。

 

分からないことは、すぐに電話相談。こまったら電話相談です。メールで返信しても、読み取れないと思います。

 

シン・コンプリメントトレーニングになると、項目に脳のウォーミングアップが入ります。コンプリメントも新しい項目が2つ加わりました。これらも添削には入れていっています。

 

とにかく、添削に同封されているプリントに沿って取り組んでいけばネットワークを作ることができます。トランプがなぜ必要かが分かったでしょうか。このトランプをしていなければ、網の目は作れていないのです。自信の水も溜まらいのですよ。

 

コンプリメントトレーニングの説明を電話でします。検討されている方は、9時30分から16時の間に090-7582-9368に電話をしてください。最初に、トレーニングの説明を聞きたいと言ってください。

 

学年と不登校状態をお聞きして、子どもさんの状態を考えながらお話しします。検討材料にしてください。

 

他の支援とは一線を画すコンプリメントトレーニングです。アマゾンのレビューの内容を読めば分かります。

 

最近、業者からの問い合わせがありますが、相談はお断りします。

 

 

 

クローバーコンプリメントトレーニングを受けた方から許可をいただき掲載していますクローバー

 

不登校と発達障害支援のコンプリメントトレーニングは、商標登録しています。知的財産であり、どなたへも論の使用承諾はしておりません。

 

本ブログは森田直樹先生「KIDSカウンセリング寺子屋・所長のひとりごと」からご許可をいただき、コンプリメント親の会有志により再編したものです。

 

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