介護施設は地獄?天国? | 老い支度・死に支度/最後の最後の時まで幸せいっぱいに過ごせますように…

老い支度・死に支度/最後の最後の時まで幸せいっぱいに過ごせますように…

人生輝くのは50歳から。私はまだ55歳。これからが面白い。最高の人生を送れるように

カウンセラーのみんみんです。

30年以上皆様の悩みや苦しみに寄り添ってきました。

 

昨日は、介護施設へお仕事に行ってきました。

介護を受けながら、集団生活をされているご高齢者とたくさんお話ししてきました。

 

 

皆さん、口を揃えて帰りたいとおっしゃっていました。

ご自身の自宅ほど良いものはないと思います。

 

異論のご事情で、施設に入って生活されているのだと思いますが・・・

いたせり尽せりで安心だと思われるかもしれませんが、「こんなところは嫌だ」と

「仮の棲家」だと思っていて、早く迎えにきてほしいとおっしゃっていました。

 

食事の心配もいらないし

洗濯の心配もいらない。

 

でも、その全てをやっていただくことで、人間は生きる力が亡くなっていくのかもしれません。

 

老人介護施設の歴史は、120年だそうです。

1895年に東京都港区の民家で始まったそうです。

 

現在では、たくさんの施設が有りますが、それまでは大体は自宅で家族がお世話をしていました。

その家の嫁が老人の介護を一手に担っていたようです。

嫁とは、その家の老人のお世話をするもの。当然だと思われていました。

老人は、家で看取られていたようです。

 

現在では、いろんな介護施設が誕生し、高級老人ホームという名の高級ホテルのような施設もあるようで、まだまだ元気なうちから老後生活を楽しめるようなシステムになっているようです。

 

健康な人が上げ膳据え膳生活に入り、何もしなくて良いようになると、あっという間に弱ってしまうそうです。

家事の全てをしない代わりに、自分のやりたいことを次々と広げていける人であるなら、そんなこともないかもしれませんが、大体はボケまっしぐらだといっていました。

人間は、やるべきことがあった方が健康が保てるようにできいるようです。

 

せっかく高級老人ホームに入居しても、体や頭が弱ってしまっては意味がありません。

一人暮らしをしている高齢者は、元気でしっかりしておられる方が多いように思います。

 

そう考えると、老人施設はなかった方が良かったのかもしれません。

 

 

しかし、老人介護施設が普及したおかげで、嫁の負担は大きく減ったと思います。

介護施設に預けていたら安心だと言わんばかりに、預けっぱなしになっていることも多々あるようです。

 

理想を言うならば、住みなれた自宅で暖かい家族と共に、最後まで暮れしていけると良いのだろうが、

痴呆症になったり寝たきりになったり、家族が忙しかったり

いろんな事情で在宅で最後まではなかなか難しいだろう。

 

健康で自力で生活ができるなら、在宅で最後まで暮らすことができるだろう。

 

健康で最後までいたい。

誰もが願っているだろう。

 

どんなに願ってもこればかりは、誰にもわからない。

誰でも、痴呆症なんかにはなりたくない。

 

私が思うに、いつまでも元気な方って、健康で最後まで自立して自宅で暮らすという、強い気持ちを持っているように思います。

 

誰もがいつまでも元気で幸せに暮らせますように・・・