『認知症ケアの倫理』第23回読書会レポート④
2023年8月10日(木)に『パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理』の第23回読書会を開催させていただきました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。以下にレポートをお届けいたします。
「週に1度老人ホームに行っているが、ずっと『帰りたい』と言っている人がいる。『娘に捨てられた』とか『首を吊って死ぬ』とか。こちらの対応が悪いのかと思っていたが、今の話を聞いて、もう少し自分なりに対応しようと思えた。強制という言葉自体がすごく嫌だ。自分の意思なら気持ちよくやれるけれど、やらされていてやらなきゃいけないという感じで窮屈だ。お風呂は1回ぐらい入らなくてもいいだろうし、ご飯も1口、2口でも食べれば良いのではないか。もう少し矯正よりも良い対応がないものか」
「父親を介護していた時に、『お風呂に入れなきゃ』と言って家族で入れたら、今度は出てこなくなって力ずくで出していた。後から考えると無理に入れなくても良かったのではないかと思うが、一歩引いて考えられなくなっていくものだ。仕事で言えば、これをいつまでにやらなきゃと思ってしまうのは本当にそうなのか、とか。強制する側の理屈や正義だと後からは思えるけれど、その時はそうしなくてはと思ってしまう。追い詰められていく心理状態がある」
他にもブリコラージュ夏号に関することや、
ケアマネやヘルパーの不足で、通常のサービスが提供できない状況になっている介護保険の問題が話題にのぼりました。
また、131ページの美的なウェルビーイングに関連して、『君か、君以外か』もご紹介しました。
8月8日付の東京新聞の記事でご紹介した事例も、この読書会で話題になったものでしたので、そちらも報告させていただきました。
今回は131ページまで読み進めました。次回は133ページの「6.実際に判断をする」から読んでいきます。次回は9月14日(木)の開催です。
【ブリコラージュ夏号発売中】
【認知症の介護のために知っておきたい大切なこと~パーソンセンタードケア講座~】
開催日:2023年8月18日(金)14:00~15:30
会場:オンライン
参加費:2,200円(税込)
主催:全国コミュニティライフサポートセンター
詳細・お申し込みはこちらです。
Peatixからもお申込みいただけます。
※認知症ケア専門士単位(1単位)も取得していただけるよう申請中です。
【パーソンセンタードケアの関連書籍】

