ティータイム 19 | TRIP 嵐 妄想小説

TRIP 嵐 妄想小説

嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 
 
ごきげんよう、皆様。
 
お久しぶりでございますわ。
 
お変わりなくて?
 
ささ、お掛けになって。
 
今日は珈琲に致しましたの。
 
モカとジャバのブレンド。
 
今日は少しクラシカルな気分なものだから。
 
きっと今日のお菓子と合うと思うわ。
 
 
 

 

 

 

やっと坂本が戻って参りましたの。
 
今日は美味しいパイを焼かせましたから、
 
たくさん召し上がってくださいませね。
 
かの文豪が愛した銀座キャンドルにあやかって、
 
アップルパイ・ア・ラ・モードに致しましたの。
 
温かいパイに溶けるアイスが格別ですわ。
 
令和、最初のティータイムですもの。
 
わたくし達はロイヤルファミリーではなく、大野さんと翔様のご様子を鑑賞しながら……
 
と申し上げたいところですけれど、残念ながら、とんとsalonには顔出してくれませんの。
 
もちろん、わたくしが手を拱いて見ているわけがありませんわ。
 
智也に逐一報告するように言っておりますから、ご安心を。
 
どうやらお二人は、大野さんが海の近くの家に帰る度に蜜月を重ねているようなの。
 
智也が窓辺で戯れるお二人を目撃しているから間違いないわ。
 
……んふふ、そうでしょう?
 
きっと映画のように美しい光景に違いなくってよ。
 
月明かりに浮かぶ、憂いを帯びた大野さんの横顔。
 
そこに、そっと寄せる翔様の長い指。
 
青く揺れる影がゆっくりと重なり合って……。
 
はぁ……想像するだけで、溜め息が漏れるわ。
 
……ええ、そう、そうなの!
 
わかってくださる?
 
この世のものとは思えない美しさに違いないわ!
 
けれど、すぐにカーテンが閉じられてしまったらしくって。
 
どんなに高性能の望遠でも、カーテンの中まで写すことのできないのが口惜しい。
 
……盗聴器?
 
ダメよ。あそこの使用人たちは皆優秀だわ。
 
すぐに気づかれてしまう。
 
天下の櫻井家ですもの。

 

……我が家へ?

 

……そうね。

 

できればそうしたいところだけれど……。

 

翔様が用心深い方だから、大野さんをsalonどころか、

 

ここへなんて連れて来てくださるかどうか……。

 

少し、ほんの少し見せてくれるだけで、どれだけ癒されるか……。

 

……そうなの。うちの編集長も秘書も人使いが荒くって。

 

鬼のように書かせるのよ!ひどいでしょ?

 

そんな疲れた体を癒してくれるのは……

 

坂本のスイーツとあのお二人だけなのに。

 

ああ、坂本、アップルパイのお代わりを。

 

皆様も、もう少し召し上がるかしら?