タイワンタケクマバチ
兵庫県赤穂郡上郡町
2024年5月18日
タイワンタケクマバチは元来日本には生息していなかった外来種で、台湾、中国、インドなどに生息しています。
記録では2006年に愛知県で発見されたのが最初で、現在では日本各地に広がっています。
2024年3月現在で確認された都道府県では埼玉県、神奈川県、石川県、福井県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、、岐阜県、奈良県、三重県、和歌山県、京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、鳥取県、岡山県、島根県とされているようです。
(東京都の記録が見つからなかったが生息しているものと思われます)
生態が、枯れ竹に営巣するため、竹製品の輸入に伴って日本にやってきたと云われています。
遺伝子解析の結果、日本に移入したものはアジア大陸(中国)の個体群であることが分かっています。
午前中に私の師匠の自宅(兵庫県姫路市)でタイワンタケクマバチを多数を観察(此処では昨年から多数の個体を確認していた)し、兵庫県赤穂郡上郡町の昆虫館に移動しても此方でも次々にタイワンタケクマバチを観察する事になった。
今日はキムネクマバチよりもタイワンタケクマバチの方が多く見かける事になったが、全てが庭木になるスイカズラの花での観察だった。
それにしても
タイワンタケクマバチ以外にも、ムネアカハラビロカマキリ、タケオオツクツクと竹製品の輸入に関連して外来種の侵入が近年はよく耳にしますね。