シルビアシジミ
兵庫県加古川市
2018-04-25
シルビアシジミ
兵庫県加古川市
2018-04-25撮影
ミヤコグサが黄色く綺麗に咲く季節、
シルビアシジミを探しにでかけました。
こちらがミヤコグサ
シルビアシジミの食草です。
春に羽化するシルビアシジミは個体数は少なく、出会えない日もあるのですが
そんな日は、驚いて飛び上がりさえずり聞こえる沢山のヒバリを横目に
黄色のミヤコグサの花絨毯で蝶が現れるのをのんびり待っています。
ただし、この時期から花粉症の症状が現れるので、覚悟をしていないといけません。
ミヤコグサの絨毯
今年はなぜだか少なかった(狭かった)ですね。
自然に生えた雑草ですので、仕方ありません。
この蝶は全的には絶滅危惧種のいずれかのカテゴリーに指定されている事が多いのですが、
兵庫県では今の処は指定種でありながらも、季節を合わせれば生息地では多個体が観察できる状況になっています。
またテレビの情報番組等でも、「都会の空港片隅で絶滅危惧種が~」と空港近隣で手軽に見られると、放送されるなど兵庫県西部だけでなく東部においても身近な蝶になっています。
雌のシルビアシジミです。
真っ黒な色彩の雌も見る事ができます。
なかなか翅を広げてはくれませんよ。
目の前で観察していた♀蝶が
産卵しはじめました。
こちらが母蝶が残した卵です。
卵の大きさは直径0.5㍉にも届きません。
野外でのマクロ撮影では、三脚立ててもこれが精一杯でした。
シルビアシジミです。
こちらは、シルビアシジミの特徴を
大袈裟に兼ね備えた表現をしている個体です。
シルビアシジミと近似種ヤマトシジミとの見分け方。
同上個体 シルビアシジミ
図で示した2つに繋がる下の黒点が位置関係が違います。
ヤマトシジミ(近隣の公園などで見られる身近な蝶)
2つの黒点の位置関係が違う(横に走る)のが判るでしょうか?
また後翅外縁の黒紋の大きさも違いますね。
飛んでいる姿も、シルビアシジミの方が濃い青色に見えますよ。
更新している他のシルビアシジミについての記事はこちらです。
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4月28日から30日までは長野県で昆虫求めて1人でカメラ片手に放浪していると思います。
宿無し、温泉巡り、コンビニ食料調達、いつものソバ屋と、プリンの美味しい店に!!
今年は当地は蝶の発生が早かったようなので、
昆虫に出会えなければ里から北アルプスの残雪の写真(雪形)や、山野草でも撮影しているでしょう!
おそらく白馬村の何処かに?