24日の夜、体温が下がっていて、目もほとんど開けなくなっていることに気づいた

朝は普通だった。昼も普通にお水飲んだりゴソゴソ動いて普通だったらしい。

夜中、ときどき小松菜とぱりぱり野菜を食べるけど咀嚼する力は弱い。水はまったく飲まない。

そばを離れると首をあげて私のいるところに来ようと動こうとするので、できるだけ添い寝して撫でたりトントンする。

25日の夜からは小松菜も食べなくなった。

「あとで人参もってくるね」と言ったのに寝ちゃってた。

26日3:18鳴き声が聞こえて目が覚めた。

今まで聞いたことがない鳴き声をときどきあげる。

声帯は無いから鳴き声とは違うのだろうけど。

本で読んだ【最期の鳴き声】だ、と分かった。

お別れの時、【体温が下がる】【鳴き声をあげる】と読んだ。

4時くらいまで、ときどき鳴き声をあげた。

その間はずっと半分目が開いていて、黒目は上にいってる。

だんだん鳴き声は弱くなり、頭を左右に動かして。

「なぁに?」と言えば頭を起こしてスリスリしてくれた。

「寂しくないよ。パパとママが待ってるからね。向こうに行ったらたくさん走りな。美味しいものたくさん食べな。幸せに暮らしなね」


力が抜けて、すっと目を閉じた。


「また会おうね、また一緒に遊ぼうね

約束だよ

また一緒に過ごしたいよ

大好きだよ

ずっと忘れないよ」

って言ったの聞こえたかな?

あと1週間で11歳だったのにな

おめでとう、って言いたかったな



眠ってるみたいだよ

また目を開けそう

また動きそう

「お母ちゃん」ってこっちを向いてくれそう



昨日から涙は出なくて

鳴き声を聞いたとき、息をひきとった時も冷静な感じで不思議だった

葬儀屋さん調べて、ゲージの中を片付けて

まだときどき添い寝したり、トントンしたり、撫でたりしてしまう


こうして記録として文字をうっていると涙か流れてきた

もう会えないんだね、もういないんだね、と実感してきた