特養の母が使っていた部屋は、急がなくてもいいですよとは言ってもらえているものの、いつまでもそのままにしておくわけにもいかない。
ちょうど夫もいる時に車で荷物を引き取りに行くことにした。
コロナ禍なので、事前に連絡しておくと荷物を一階のフロアにまとめておろしておいてくれるという。
はじめてのことで、どんな感じか少し不安があったが、相談員の山本さんが
👨🦱「一度に持って行けなければ、また日を改めて分けて持って行かれてもいいですから」
と言ってくれたので、とりあえず行くことにした。
特養に行くと、山本さんが迎えてくれて、一階のフロアの端におおきなダンボールと母のタンス、テレビ、テレビ台が置いてあった。
ダンボールは浅くて大きいので、中身が見やすく取り出しやすくなっていた。
山本さんが
👨🦱「不要な物はこちらで処分できますから、置いていってくれて構いません。大きな物は申し訳ないのですが、粗大ゴミ代を頂いての処分になります。
それでは私は事務所の方にいますので、何かありましたら遠慮なくお声掛けくださいね」
ダンボールの中もきちんと整理されていて、仕分けしやすくなっていてありがたかった😊
ただ、母が亡くなった日に居室のタンスの中身がなかったように、箱にもなぜか春夏物はほとんど入ってなかった。
でも、衣類はほとんど置いて行くつもりだったので、わざわざ聞くのも憚られて. . .。
亡くなった時に着せたオシャレ着の他にもう一枚、思い出の夏のブラウスがあって、それが見当たらないのは少し残念に思ってしまった😞
感傷に浸る間もなく、夫と2人で持ち帰る荷物をまとめ、車へ運ぶのは山本さんも手伝ってくれた。
ちょうど施設長さんもいらして、ご挨拶することができた。
この日は施設長さんと山本さん以外は、あいにくお休みだったり、外に出ていたりで会えなくて残念だった。
あと、母の写真をまとめてくれたミニアルバムも渡してもらって
👨🦱「いい笑顔がいっぱいですよ。あとでゆっくりごらんになって下さいね」
👩🏻「ありがとうございます。川口さん(アルバムをまとめてくれた)にもよろしくお伝え下さい」
本当に最後の最後まで良くしてもらい、感激でまた目頭があつくなってしまった(トシをとると、涙腺がゆるみがち😅)
感謝してもしきれない。
この特養では、契約書にも、入居中、スタッフへのお礼などはご遠慮しますとしっかりと書かれている。
それでも実情は違うという所もあるので、入居した当初、それとなく相談員の七条さんに聞いてみたが、柔らかい物言いながらもキッパリと受け取らない決まりになっていますと言われた。
以前に、叔母の1番目のヘルパー事務所に、知らなくて迷惑をかけたお詫びの品を皆さんでどうぞと贈った時に、事務所からわざわざクレームの電話がきた上に、
「この件はケアマネージャーの方にも報告させてもらいましたから」
と厳しく言われたことがあり苦い思いをしたんだよね😞
それで私はお礼について、慎重になっていた。
それでも、この特養では皆さんにとても良くしてもらったので最後くらいお礼をしたいという思いもある。
断られると思いながら、山本さんにコソッと聞いてみたら
👨🦱「ユニットのスタッフだけでもそうして頂けると励みになると思いますよ」
という意外な返事
👩🏻「すみません、禁止されていると聞いていたので、今日は用意していないのですが、じゃあ改めてご挨拶に伺ってもいいですか?」
👨🦱「はい、ご入居中はお断りしているのですが、最後だけはお気持ちをお受けとりしています。ユニットのスタッフだけでも本当にお気持ちで構いませんので...」
聞いて良かったよ
危うく何もお礼せずに、さよならしちゃうところだったよ
(つづく)
【特養退去時の荷物の引き取りについて】
特養などの施設の荷物の引き取りはどうなっているかなと思う方もいるかと思い書かせて頂きました。
もうコロナも5類になったので、居室に入れる所も増えてきて、自分で部屋に入って家族が荷物を片付ける所もあるかもしれませんね。(一番上の伯母の時は、民間の老人ホームでしたが、コロナ禍前だったので、家族が部屋に入って片付けました)
退去時については、契約書に細かく書いている所もあるのでチェックしてみて下さい。
でも、亡くなったばかりで悲しみに暮れる家族がいろいろ大変なこともわかっていて、荷物の引き取りの日程に融通をきかせてくれる所もあるので、電話でも確認してみるといいですよ。