離婚までの道のり篇 その3「好きの始まり」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

 連載記事となっています。

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 「お父さん」と言うHNで、ブログを立ち上げた私。

 立ち上げた当初は、ある企業の汚職と不正を糾弾するのが目的でしたが、それ以外にもスピリチュアルやオカルトなど、自分の趣味的思想もブログに含めるようになりました。恐らくそうした趣味的ブログから、一人の人が辿り着いてコメント常連になってくれました。

 HNからすると、恐らく男性だと私は思いました。

 それが現在の妻「泥棒猫」でした。

 

 分かりづらいので、以下「猫」と呼ぶ事にします。

 

 猫はリンクの無い黒文字でしたから、アメーバ以外の外部からの書き込みでした。一度コメントをくれてからは、毎回記事を更新する度にコメントをしてくれました。自分には分からないような、企業の糾弾記事にもコメントを残してくれました。

 

 ある時書き込んでくれた猫のコメントを見ると、何とHNが青文字になっているではありませんか!

 私は普段良くコメントをくれるお礼として、コメ返しをしに行く事にしました。

 

 猫の所に行ってビックリしました。男性だと思っていた猫は実は女性だったのです。

 まだブログを始めたばかりらしく、3、4本の記事がアップされていました。自己紹介から始まり、好きな映画の記事が続きました。映画のタイトルを見ると私が見た事が無いものばかりだったので、残念ながらコメントを残す事は出来ませんでしたが、イイネだけは全ての記事に押しました。この日はこれで回れ右します。

 

 (又来よう)

 彼女をフォローしてから、その日は一旦アメーバを閉じました。

 

 

 

 猫は異常な数の記事を量産していました。

 一日に4、5本ペースで書いていたと記憶しています。

 最初は映画だけでしたが、好きな漫画や本の記事も追加され、私が絡めそうな分野の記事も増えて来ました。

 ただ、不倫はもう二度としないと思っていた私は、直ぐに会える関東地方の女性とは仲良くしないようにしていました。猫のプロフィールを見ると、居住地が「大阪」になっていましたから、ほっと胸を撫でおろしたのを覚えています。

 

 (よしよし!)

 と思った私は、コメント出来そうな記事には片っ端からコメントを付けて回りました。

 猫は私のコメントを大変喜んでくれました。

 

「キャー!憧れのお父さんが、わたしのブログにコメント下さるなんて、本当に感激です」

 とか、

「こんなに何度もコメしてくれて、お父さんわたしを殺す気ですね。猫嬉し過ぎて頭クラクラします」

 と、文体は少し違うかも知れませんが、私のコメントを猫は異常に喜んでくれました。

 私は猫の反応が面白くて、何度も重ねてコメントを付けました。

 

 実はこれは猫独特の、リップサービスだとは露も知らず、女性から優しい言葉をかけられ馴れていない私の心をがっしりと掴みました。

 それに女っ気が無くなってから、2、3年が経ちます。久しぶりの女性とのやり取りに、心が躍りました。

 

 さて、コメントのやり取りは、他の第三者の目にも触れます。

 冴えない既婚者のおっさんを演出していたにも関わらず、ファザコン女子が私の周囲には群がっていましたし、猫の所には、猫狙いのイカ臭い男どもが群がっていましたので、暫くすると、コメントからメッセージのやり取りに移行する事にしました。

 

 彼女のブログ内容やメッセージのやり取りを通して、彼女とは何から何まで趣味趣向が合う女性だと感じました。

 好きな漫画、好きな本、考え方まで似ていました。

 私は、猫ほど自分にぴったりと合う人間に生まれて初めて出会いました。

 

 猫の顔が見たい。声を聞いてみたい。

 そう考えた私は、言葉巧みに彼女のメールアドレスを聞き出すのです。

 

 

 

 

 

同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。